刑事/コメントの一覧

都会を映すノワールなモノクロ映像と即興演奏によるジャズの音楽が、現代人の空虚な心理を斬新な演出で鋭く抉ったルイ・マル監督の秀作「死刑台のエレベーター」

スティーヴン・ソダーバーグ監督が迫真のドキュメンタリー・タッチで描いた、社会派群像劇の秀作「トラフィック」

ドン・シーゲルにしては珍しく、アクションより警察官の姿と生活に重点を置いた作品です。

宿命のもつ哀しみを打ち破ろうとする人間の栄光と挫折を描いた、日本映画史に残る不朽の名作「砂の器」

昨年のＢＬＭ運動を振り返って、再見し、原作も再読しました。

実在した９０歳の麻薬運び屋をモデルに、クリント・イーストウッドがおのれの人生を語った作品です。

真犯人はＸＸＸではないか、とネット上では議論になっているようですが、ちょっと深読みしすぎではないかと個人的には思います。

『美しきセルジュ』（１９５８年）『いとこ同士』（１９５９年）『勝手にしやがれ』（１９５９年）『大人は判ってくれない』（１９５９年）と共に、ヌーヴェルヴァーグの登場を告げると共に、そのアイコンとしての…

リュック・ベッソン脚本というと、どうもあんまり大した映画でないというイメージがあるのですが、これはまずまずです。

これもダリオ・アルジェントの初期の作品です。

製作当時は日本公開されず、『ソフィー・マルソーの刑事物語』という邦題で、ビデオ化された作品です。この題では観る気になれませんでした。

久しぶりの再見でしたが、公開当時よりはるかに社会全体が右傾化した現在では、この犯人たちの不気味さをより強く感じました。

第一作から１５年、肉体はともかく、さすがに顔はずいぶん年齢を感じさせるようになったイーストウッド最後のハリー・キャラハンです。

観ていてふと気付きましたが、ダーティ・ハリーという名前は、ダーティ・ムーヴィーから来ているものと思っていましたが、むしろ『どろんこハリー』なのですね。

何気なく、ぼんやり観ていたら、いきなりすごい美人が登場して、びっくり！

なつかしや、ミレーヌ・ドモンジョさん、一目で分かりましたよ。

「ジョン・ドレイク」のパトリック・マクグーハンに続いて、「ナポレオン・ソロ」のロバート・ヴォーンが犯人役の作品を観ました。

コロンボ・シリーズの中でも、ベスト・オブ・ベストでしょう。

犯人の憎らしさといい、コロンボの推理のプロセスといい、シリーズの中でもベストの部類でしょう。

カサベテスの諸作で知られる、性格俳優ベン・ギャザラが監督を務めたコロンボ物。