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鳥/ドンペリのコメント

rating33.5417

鳥へのコメント

採点

rating3

推薦数

+2

コメント

今だったら 人間と動物の共生のバランスが崩れて・・という環境問題の話でくくれるところですが
ここでは何故鳥が増えてきたのか人間を襲うのかは明かされないまま。そういう映画なのね。
でも不気味さは満点でした。

レビュー

じわじわと鳥の数が増えてくる何ともいえぬ不気味な感じは寒々しい画面(そう感じる)から充分伝わりました。
『マーニー』にも出演しているティッピー・ヘドレンが暗い陰のある雰囲気の女性なのでそれも効果的です。
次に、鳥がどうして襲ってくるのか、考える暇を与えず(←種明かしは皆無だから)
襲われる恐怖を煽ってくれました。

そうこれは思考に頼るのではなく パニック映画なのですね。

この作品は昔、洋画劇場などで何度も見たわけですが
今になって思うとやはりヒッチコックは侮れないなって思います。
鳥がじんわりじんわり増えてくるでしょ?
すると勝手にこちらが「ハラハラドキドキ」しているんですよ。
それで勝手に緊張してどこか怖いんですよ。
それで彼ら(鳥たち)はきっと人間を襲うぞって予想して待ってるんです、私達。
こちらを準備万端の状態にするんですよ、ヒッチコックが。
それで彼らは期待通り襲ってくるのだけれど
ここで「やっぱり〜!」って思うより 恐怖の方が大きいのよね。
見てる方も彼らを家に入れないようにしたいのだけれど
ツンツンとドアなどを激しく突付いてくるのもじわじわとした怖さがあるのね。
あれほど怖いものとは思ってなかったわけです。例えばもっと一気にドアを破ってくる
大きな動物ではダメでね、鳥ってとこが変に不気味なのね。
て言うか結局見せ方が上手いということです。
それでね怖さもこちらの期待を裏切らないわけです。
こちらの期待通り不気味さももちろんのこと怖がらせてくれたのです。
そういう映画にしたかったわけですよ。
だから「何の意味があるの?」という映画じゃないのですね。


近年の生態系が崩れた地球上のあちこちで異常発生する動植物の話がありますが(逆に急激な減少もある)
この作品からはそんなこと微塵も感じられません。
という事は、単に「ね?人間対人間より怖いでしょう」って言ってるの、ヒッチコックが。
他のヒッチコック作品とは別物の感覚でいいのです。比較するものではないのね。

でもひょっとして
熊が里まで降りてきて人を襲ったり、猿も増えて人間界に入り込んできたり、
そういう今日のことを見据えていたのかしら、ヒッチコック様は・・・・。


★ティッピー・ヘドレンは『ワーキングガール』などのメラニー・グリフィスのママです。

評者

ドンペリ

更新日時

2006年03月05日 02時24分

コメントの推薦

参考になる 2006-03-05
 
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2022年01月23日 06時29
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