みんなで作る映画データベース
  1. トップ
  2. 映画一覧
  3. 歴史・時代劇
  4. 日本の歴史・時代劇
  5. 七人の侍
  6. 第三の男のコメント

七人の侍/第三の男のコメント

rating44.2121

七人の侍へのコメント

採点

rating5

推薦数

+2

コメント

200分を超える長い作品だが、その時間があっと言う間に感じられる。ジャンル分けが虚しく思えてしまう普遍性と多様性、日本が生んだ「完全映画」のひとつ。

ネタバレ

このレビューは物語の核心部分が明かされています。

レビュー

よくまあ、これだけ個性的な7人を揃えたものです。それぞれ共感できる人、そうでない人が出てきて、面白く見て行くことができるわけですね。勝四郎に青さを感じ、勘兵衛の言葉に共感する自分はもう若くないのだと思い知らされました、ハイ。
その勘兵衛が2回言うセリフ「戦は1人でするものではない」は、恐らく自分に言い聞かせているのでしょう。彼ほどの人でも負け戦ばかり戦わなければならなかったのですから。
(ちなみに、小山ゆう氏の『あずみ』に井上勘兵衛という人物が登場します。小山氏の頭にはこの映画の勘兵衛が浮かんでいたに違いありません。)
対照的な菊千代。わーわー騒いでいますが、それだけに真面目なセリフ「こういう農民を作ったのはおまえらだ」は真実味に溢れています。愛すべきキャラですね。
久蔵さんはフランス人に人気があるらしいですが、なるほどなあという感じです。『ルパン三世』の次元大介と重なるキャラだと思うのは私だけでしょうか。
農民の中では利吉が印象的です。女房の話が出た時の暗い表情。彼は恐らく、他の村人から女房を野武士に差し出すよう強制されたのではないでしょうか。そして最後の田植え歌の場面の明るい表情。
その明るい表情と対照的な勘兵衛のセリフ。戦場で戦った者は勝者になどなり得ないことを意味しているのはもちろんですが、「普通の人でも勝者になり得る」ことをも暗示していると私は思いたい。

評者

第三の男

更新日時

2006年09月07日 23時09分

コメントの推薦

素晴らしい洞察 2006-09-07
 
素晴らしい洞察 2006-09-07
 
2021年11月29日 11時48
2021年11月29日 11時48
©ずばぴたテック