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フルメタル・ジャケット/カトキチのコメント

rating33.8636

フルメタル・ジャケットへのコメント

採点

rating4

推薦数

+2

コメント

骸骨○○○って…(笑)

レビュー

ベトナム戦争の映画の中では金字塔的傑作と呼んでいいだろう。
人物描写はまるで無いし、戦争映画という観点から観た場合、完成度は高くないのかもしれない。
だが、キューブリックを崇拝する私は、この映画がたまらなく好きなのである。
前半と後半を分ける構成やジョギングのカメラなど、これぞキューブリック的で、
宿舎の左右対称な感じも観ていて落ち着くのだ。
キューブリックのフィルモグラフィでは人気はないかもしれないが、やはり傑作。

これ以上ないくらいの罵倒により、どんどん洗脳されていく人間。
ここの描写はホントにこんな事が行われてるんだろうなぁ〜と思わせるリアリティがある。
愉快な音楽に合わせて坊主にさせられていく主役達のカットでリズミカルに映画は始まるが、
このシーンからこの映画は勝利していたのではないか?
とにかくカット割りも、教官のセリフのテンポも、ラストも全部一貫したリズムがある様に思える。
キューブリックという人は一枚絵の映像にこだわる人なので、あまりカット割りを意識した事はないのだが、
この映画に関して言うと、なにか音楽を聴きながら編集したのではないか?と思わせるくらいのテンポがあるのだ。

実はこの独特のテンポが後半のスナイパー戦で活きている。
緊迫した場面に一切音楽は鳴らないが、今までのテンポが体に染み付いているので、失速する事なく一気に見れてしまう、
キューブリックはこういう事をさせると天才的にうまい。

ラスト『博士の異常な愛情』と同様にさすがの選曲で違和感が生む独特の終わり方を見せつけてくれるキューブリック。
さて次回作ではどんな終わり方をするのかと思いきや、ニコールキッドマンの一言で唐突に映画は終わる。
そして巨匠は天国へ…最後の最後まであいかわらずやってくれました。

評者

カトキチ

更新日時

2005年10月26日 00時44分

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