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プライベート・ライアン/みあのコメント

rating33.4074

プライベート・ライアンへのコメント

採点

rating4

推薦数

+3

コメント

確か公開当時映画館で見るつもりがあった。
見られなくてよかった。
見ないほうがいい、とは言われてた。
しかしそのくせ、見た人はいい映画だと言う。

ネタバレ

このレビューは物語の核心部分が明かされています。

レビュー

DQ犬離薀ぅ▲鵑離廛薀ぅ戞璽箸、なんて軽口叩きながら見始めたビデオ。
確か公開当時映画館で見るつもりがあった。
見られなくてよかった。
見ないほうがいい、とは言われてた。
しかしそのくせ、見た人はいい映画だと言う。
見たくなるに決まってる。
だけど、ちょっとばかしその「見ない方がいい」理由がわかっていれば、見ることを
躊躇ったに違いない。

以下残虐な描写あり。
流血が駄目な人はご遠慮下さい。










のっけから戦闘シーン。
あるのは山盛りの死体。
海岸線が何度波に現れても血の色をしているのは、
累々と倒れる出来立ての死体から血が流れ続けているから。
さっきまで同じ船で移動していた同朋が、
隣で一緒に身を竦ませていた仲間が、
肩を貸して並んで歩いていた人間が、
頭を撃ち抜かれ、
胸に穴を穿たれ、
流れ弾によって瞬時に絶命してゆく。
爆弾で足が吹き飛ばされる。
血煙と、皮だけを風船のように残して破裂し吹き飛ぶ人体。
少しでも現実を手放したら死体となって転がるのは間違いなく自分。
そんな戦闘が、リアルタイムのようなそのままの時間で延々続く。

よく全滅にならなかったと感心するような状態で上陸に成功し、
一息ついたところからストーリーは本当に始まる。

だが実のところこの映画にとってストーリーはどうでもいい。
死体の数の多さにどうでもよくなる。
幾ら数が多くても、さっきまで喋っていた仲間が死ねば、悲しい、痛い、辛い。恐ろ
しい。
胸に焼き付いて離れない光景が幾度も繰り返されて、
敵が来たら躊躇うことなく撃たなければならない。
近寄らせたら死体になるのは自分だから。
それでも敵味方の区別をしなきゃならない。
生き延びる為の判断は冷静だから出来るのではなく、
必要に迫られるから出来るようになるのだ。

私は眼の手術をしたことがあって、
そのときは術直後眼球にフォークを刺されるような、
痛みと吐き気を感じて血の涙を流していたけれど、
あの痛みが腕や足や肩におこり、
目眩、吐き気、視界が狭くなるなどして、
それでも戦わなければいけないとなったら、
もう想像を絶していると思う。
だが事実ああやって、
戦争は行われていたのだろうし、
歴史とはあんなふうに、
死体の山によって築かれているものなのだろう。

そんなふうに思ったら、
このちっぽけな命だって、容易に捨てたいなんて言えなくなるのだ。
戦争というものを美化無しに伝えたいなら、ああいうものを観せればいいと思う。
戦地に行った人の体験談とか、語りたくないほうが本当だろう。
戦争は、人殺しの連続で、しかも誰もがやりたくないことを強いられたのだと。

薄っぺらい言葉の為に、人が犠牲になる。
タイトルにはそんな皮肉も含まれているのか。

私はそう思わないけど、コンバット好きにはいい映画なのかも。
とにかく人が大量に死ぬし、それに付随して兵器も出てくる。
あれを観た後テレビで流れてたバトルロワイヤル兇離薀奪轡紊鮓て、胸焼けがし
た。
もうお腹いっぱい。
当分はいいと思う。

……それにしても、昨日の残りの肉団子と。
今日食べる気だった刺身は。
自重するべきだろうか。
現時点では、
せめて観る前に食べておくべきだったと後悔。



それとこれとは別の話。



2004/01/25 (日)ビデオにて鑑賞

評者

みあ

更新日時

2005年02月08日 16時37分

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