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サンセット物語/hacker2のコメント

rating44.0000

サンセット物語へのコメント

採点

rating4

コメント

ハリウッドの内幕ものですが、代表作といえる映画があまりないナタリー・ウッドの代表作だと思います。

レビュー

ロシア移民の両親を持ち、1938年生まれのナタリー・ウッドは、あまり代表作と言える作品の少ない女優だったと思っていますが、本作はそう呼んで構わないでしょう。

1936年のロサンゼルス、15歳のデイジー・クローバー(ナタリー・ウッド)は海辺のトレーラーの中で、半分認知症の母親(ルース・ゴードン、後年の『ハロルドとモード』が印象的でした)と暮らしています。父親は行方知れず、姉は結婚してから家にはほとんど寄り付かず、デイジーが母親の面倒を見なければなりません。そんなある日、自分の歌を録音して送ったレコードが、ハリウッドの大物製作者レイモンド・スワン(クリストファー・プラマー)の目に留まり、ミュージカル映画の新人スターとして抜擢されます。しかし、未成年のため、大嫌いな姉が後見人という形で契約をし、父も母も死んだことにされ、母親は精神病院に入れられてしまい、まったく嘘の生い立ちをマスコミには宣伝されます。あまりにも自分とかけ離れた姿を演じることに苛立つデイジーは、ある日、美男スター、ウェイド・ルース(ロバート・レッドフォード)と出会い、その率直さに惹かれます。しかし、彼には人に言えない秘密があったのでした。

ナタリー・ウッドが本作に出演した時は27歳でしたが、8歳の時の出演した『34丁目の奇蹟』で本格的なキャリアをスタートさせたこともあり、このエキセントリックな女の子を無理なく演じています。スタイルの良い彼女ですが、ショート・ヘアで体の線を強調しない服装で通す本作は、案外、彼女の地に近いのかもしれません。また、劇中映画での歌と踊りのシーンや、ウェイド・ルイスとの破局、アフレコの場面で何度も同じ歌を唄っているうちに神経発作を起こす場面など、演技者としての見せ場もたくさんあり、あまり見たことのない(?)彼女の演技力も味わえます。

そして、実は、私の記憶の中に強烈に残っていたのが、ラスト・ショットなのです。スワンからあてがわれた海辺の一軒家を出て、ヒロインが手前の方に歩いてくるのですが、その姿をバックしながら映すカメラで捉え、その後方で、今までいた家がガス爆発を起こすというもので、その後も通りがかりの釣り人とヒロインが会話をちょっとし、そのまま前を向いて歩き続けるヒロインに、「私は何にも変わらないわ」という主旨の17歳になった彼女のナレーションがかぶさるというのが、1ショットなのです。このショット撮影の大変さは説明するまでもありませんよね。

また、本作はロバート・レッドフォードの最初の印象的な映画でもあります。美男スターという役どころもぴったりでした。

評者

hacker2

更新日時

2021年01月31日 09時55分

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2021年11月28日 09時23
2021年11月28日 09時23
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