みんなで作る映画データベース
  1. トップ
  2. 映画一覧
  3. スリルとサスペンス
  4. 犯罪
  5. 誘拐の掟
  6. hackerのコメント

誘拐の掟/hackerのコメント

rating33.0000

誘拐の掟へのコメント

採点

rating3

コメント

リーアム・ニーソンはマット・スカダーのイメージにかなり近いです。

レビュー

ローレンス・ブルックのマット・スカダー・シリーズは第一作『過去からの弔鐘』(1976年)から第十七作『償いの報酬』(2011年)まで書かれていて、私のお気に入りのハードボイルドの一つです。この映画は第十作『獣たちの墓』(1992年)の映画化です。原作は倒錯三部作と呼ばれる作品群の一作で、名前の通り、相当血なまぐさい話です。

物語の大筋は、麻薬の売人キーナンが妻を誘拐され、言われるがまま大金を払ったものの、細切れの肉片と化した妻の死体が返ってきて、スカダーに犯人を捜すようにと依頼するというものです。

犯行状況から分かるように、犯人は異常者なのですが、スカダーはスナッフビデオの線と、キーナンが麻薬売人であることと、それ故現金を大量に持っていることを知っていた人間の線から、犯人をつきとめようとするのでした。そうしているうちに、別の麻薬の売人の娘が誘拐される事件が起きるのでした。

小説で有名な探偵となると、やはり映画を観る側も先入観があって、そのイメージがずれるとそれだけで嫌になってしまうのですが、リーアム・ニーソンはそんなことはありません。適役と言ってもいいぐらいです。

そして、原作に登場するスカダーをサポートする周囲の人物のうち、恋人の元娼婦のエレインや、実に魅力的な犯罪者ミック・バルーをばっさり切って、アシスタントのホームレスの黒人少年T.Jだけにしてしまい、スカダーがアル中となるきっかけとなった事件をしっかり描いて、スカダーというキャラクタが本質的に持っている孤独感を際立たせているシナリオは好感が持てます。

一言で、よく出来た私立探偵ハードボイルド映画です。ただ、面白さの多くは原作に依っていることも事実でしょう。

評者

hacker

更新日時

2018年09月02日 10時21分

コメントの推薦

データがありません
2021年10月19日 20時47
2021年10月19日 20時47
©ずばぴたテック