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先生と迷い猫/hackerのコメント

rating33.0000

先生と迷い猫へのコメント

採点

rating3

コメント

単なる「猫可愛がり」映画と思っていましたが、意外にまともに撮られている真面目な映画でした。

レビュー

妻に先立たれ一人暮らしの元校長先生(イッセー尾形)の元には、妻が可愛がっていた野良の三毛猫ミーが時々やってきては仏壇の前で座り込んでいました。頑固で偏屈な先生はミーが来るたびに妻の事を思い出すので、実はミーの訪問が嫌でした。ところで、ミーは先生宅だけでなく、いろいろなところを訪ねていて、美容室ではタマコ、雑貨屋ではソラと呼ばれていました。その他にも、毎晩バス停で可愛がってくれる女子高生を待っていたりするのでした。ところが、ある日突然ミーがいなくなります。いなくなってから先生はミーの存在の大きさに気づき探し始めますが、他の「飼い主」たちも同じように探すようになり、迷い猫を中心にして、それまであまり付き合いがなかった人たちの輪ができていくのでした。

全然期待しないで観ましたし、冴えみたいなものは感じられませんが、画面作りも含めて案外「まとも」なので、かえって印象的でした。というのは、基本的に猫の話ではなく、(おそらくは)寂れゆく地方都市の人間同士のコミュニケーションの話だからで、猫はいわば狂言役なのです。感情の押しつけ的な演出もありません。

劇中で起こる出来事に、はっきりした結末がなかったり、少なくとも三通りの解釈ができるラストについて、曖昧だという意見もあるようですが、曖昧=否定的とも全然思わないので、一向に構わないと思います。

総じて、好感の持てる映画でした。

評者

hacker

更新日時

2017年04月02日 09時07分

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2021年12月07日 09時14
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