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捨身の一撃/hackerのコメント

rating44.0000

捨身の一撃へのコメント

採点

rating4

コメント

ジョゼフ・H・ルイス監督の映像センスが光る作品

レビュー

この監督は、ボニーとクライドをモデルにした傑作『拳銃魔』Gun Crazy (1949年)があまりにも有名(特に、主人公たちが銀行を襲って逃走するまでを、車の後部座席から1カットでとらえた長廻し!)ですが、後にマカロニ・ウェスタンで名をはせるリー・ヴァン・クリーフが印象的な悪役を演じる『ビッグ・コンボ』(1955年)も忘れ難いです。

彼の特徴は、やはり、その映画センスで、本作でも無人の早朝の西部の町を、殺し屋が一人馬に乗って画面の奥から登場し、クレーンが下がっていって、いかにも悪役面の殺し屋の姿を映し出すタイトル・バックからして、「おぬし只者でないな」という雰囲気が漂います。

西部劇お定まりの決闘のシーンも2回ありますが(逆に2回しかない)、特に最初の悪役側の銃の動きを中心に撮った場面が印象的です。もっとも、これは『シェーン』でジャック・パランスが農夫を射殺する場面を連想させますが...

お話そのものは、当時の西部劇のスターだったランドルフ・スコットを引き立てるものなので、大したことはありませんし、当時の西部劇の約束事だったハッピー・エンドは興ざめですが、保安官であるランドルフ・スコットがだまし討ちにしようとした冒頭に登場する殺し屋を射殺した後で、自己嫌悪におちいって、両手をていねいに洗う描写あたりは面白いです。

しかし、こういう映画を観ると、才能というのは恐ろしいものだなと思います。最近、しょうもない映画を手当たりしだいに録画して、観たりすることは珍しくないのですが、本当につまらない映画は最初の5分か10分見たら、もうそれが分かるので、そういうのはバシバシ録画を削除していますが、才能のある監督にかかると、それだけで別次元の作品になってしまうのですよね。

しかし、昔の監督は、クレーンの使い方がうまいですねぇ〜。この頃の映画を観ると、いつも感心します。

評者

hacker

更新日時

2016年02月15日 08時17分

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2021年12月07日 05時00
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