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アデル、ブルーは熱い色/おれんかのコメント

rating44.3333

アデル、ブルーは熱い色へのコメント

採点

rating5

推薦数

+1

コメント

とある女子高生の日常で始まる少女趣味な映画です。(原作もコミックですし)
でも全然飽きさせないのです。説明もなく、ただ撮っているだけのようなカメラワークに心理描写,心情投影がされていて(しかも美しい)そこに主演のアデルちゃんがしっかりと応えているのです。

ネタバレ

このレビューは物語の核心部分が明かされています。

レビュー

ビジュアルだけでもかなり楽しめます。アデルはとてもかわいいし、彼女の初シリアスな恋人となるエマはとても個性的なクールビューティ。青く染めた髪の間からのぞく、同色の瞳が素敵です。

芸術家肌で自分の信念は絶対曲げないエマと、実直に大学に行き小学校教師の道を選ぶアデル。ある意味対照的な二人ではありますが、彼女たちの関係は5-6年続いたと思われます。
アデルは若いのにいっぱしの良妻ぶり。ホームパーティーの料理はすべて手作り、彼女とは特に話が合うわけでもないエマの芸術家仲間をもてなします。

アデルが同僚と遊んだことが発覚して二人の関係は破たんしますが、その前からやや倦怠期気味。エマは個展準備で忙しく画家仲間のところにべったりで不在がち。年上のエマはずるい。浮気された被害者のような顔してアデルを追い出してしまいます。そこから数年、アデルはずっと別れたエマを引きずっています。
エマと過ごした公園のベンチにずっと一人でいたり(エマがやってきてヨリでも戻すのかと期待したのに)失恋を乗り越えようと仕事に打ち込んでいたり、かなり感情移入してしまいます。いえ、それだけ感情移入させてくれる素晴らしい女優さんなのです、アデルちゃんが。
エマを呼び出し復縁を迫ったものの再度振られます。それでもエマからの個展の招待状に心躍らせ、サンダルはくわけでもないのに真っ赤なペディキュアを塗っているアデル。一途です。彼女のかすかな希望が表れています。 個展でエマの現恋人(これがその昔エマが入り浸ってた仲間)にも再会。ひとりで個展会場を出るアデルの落胆がひしひしと感じられ、彼女を励まして応援したい気もちにさせられます。
アデルの心情ですが、モノローグひとつありません。ただただ、半泣き顔だったり、ぼーっとしていたり、どこぞの景色が映っているだけで進んでいくのですが、ものすごく分かるのです。
映画を撮り始めた時には18歳のアデルちゃん。体当たりのレズビアンシーンを除いてもすごすぎます。
確実にこれからをフォローすべき女優さんです。

評者

おれんか

更新日時

2015年03月13日 17時22分

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