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レイヤー・ケーキ/hackerのコメント

rating44.0000

レイヤー・ケーキへのコメント

採点

rating4

推薦数

+1

コメント

後に『キック・アス』を撮るマシュー・ヴォーン監督の才能を感じる映画

レビュー

監督の才能というのは不思議なもので、映画の最初の数分を観ただけで、それが分かる場合があって、本作はそういう一本です。

名前の与えられていない主人公XXXX(ダニエル・クレイグ)が、表面上は不動産仲介業を営みながら、裏では、その交渉術を活かして麻薬売買の交渉人として腕をふるっている姿が、流れるように説明される出だしだけで、少なくとも並み以上の監督であることが分かります。もちろん、原作者でもあるJ.J.コノリーの脚本の冴えもあるでしょうが、映像感覚の冴えも、もちろん貢献しています。

物語というと、ビジネスと割り切って、ヤバイことには手を出さないことに徹していた主人公が、ボスのジミー(ケネス・クランハム)の命で取引しようとしたブツが、実は相手側が別のギャングから盗んだものであることから、のっぴならない事態に追い込まれていくというものです。

ある意味では珍しくない展開なのですが、やはり処理の仕方がうまいですし、脇を固める俳優陣が素晴らしいです。特に、主人公にボスのジミーの隠された意図を知らせるエディを演じたマイケル・ガンボンの、いかにも年期の入った裏社会の大御所ぶりが存在感たっぷりですし、主人公が一目ぼれするいやらしい女タミー役のシエナ・ミラー、あまり出番はありませんが、ヒステリックな女ギャング役のサリー・ホーキンス(私の好きな女優の一人です)も、印象的です。この手の映画では、脇役陣が重要であることがよく分かります。

最後に主人公は何とか窮地を脱するのですが、皮肉の利いたラストも好きですね。ギャング映画(古い言い方ですね、今風なら犯罪サスペンス映画?)の佳作とです。

評者

hacker

更新日時

2015年01月02日 19時50分

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