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暗黒への転落/hackerのコメント

rating44.0000

暗黒への転落へのコメント

採点

rating4

コメント

スラム街で生きることがどういうことか、制作当時とすれば重いテーマに切り込んだ作品。

レビュー

強盗と警官殺し容疑で逮捕されたニック・ロマーノ(ジョン・デレク)は、自分の弁護をアンドリュー・モートン(ハンフリー・ボガート)に依頼します。実は、モートンもスラム育ちで、かっての自分を思い起こさせるロマーノに目をかけてきたものの、何回も彼に期待を裏切られてきた過去があります。モートンは「お前はやっていないな、嘘ではないな」と何度も念をおした後で、ロマーノの弁護を引き受けるのですが...

原題の Knock on Any Door は、モートンが最終弁論で「スラム街でどこでもよいから、ドアをたたいてみなさい。被告人のような若者がいます。スラム街がなくならない限り、このような若者はいなくなりません」という趣旨の発言をし、スラムを生み出して平気な社会を糾弾するところから来ています。

この映画は、被告が本当に無罪なのか否かが、ストーリー展開の主眼ではありますが、背景には、比較的ぼかしてあるとはいえ、移民たち、特に若者たちの生活実態とアメリカ社会における疎外感があります。もちろん現代の感覚からすれば、相当「リアル」ではないのですが、1949年という制作年度を考えれば、かなり意欲的なチャレンジだったことでしょうし、少なくとも訴えたかったことは十分伝わります。

監督ニコラス・レイと撮影バーネット・ガフィのシャープな演出と映像作りも素晴らしいですし、ボガートはこういう役が似合います。印象的でした。

なお、これがデビュー作で劇中でも「プリティ・ボーイ」とあだ名されるジョン・デレクは、その美貌のせい(?)で何回か結婚していますが、最後の奥さんは『10(テン)』で有名なボー・デレクです。ご参考です。

評者

hacker

更新日時

2014年03月17日 08時50分

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2021年11月30日 00時41
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