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逃亡者/ドンペリのコメント

rating33.5000

逃亡者へのコメント

採点

rating3

推薦数

+1

コメント

まるで知らない作品でした。
映画タイトル「逃亡者」と聞いて、このジョン・フォ―ドの1947年作の「逃亡者」を思いだす人は少ないでしょうね。
ジョン・フォード作品を語る時、本作の名前はあまり話題に上らないですよね。

レビュー

舞台は1930年代のメキシコ。政府は「酒とカトリック」を禁止。
なので、司祭は逃亡せねばならぬ。警察側は司祭を追う。また、司祭を庇いながらも、逃亡に協力する村人もいる。という具合だ。
司祭役のヘンリー・フォンダは、言葉少なであり、迷いと苦悩を表現しているはずだけれど、それは今ひとつはっきりしない。そして「逃げる者と追う者」に付きもののスリリングなタッチは非常に弱い。
その古いフィルム映像は、途中、ブツッ!と音がして、画面中央に真っ赤な斑点が見え、あら?と思っているうちに少し場面がすっ飛んでしまったけれど、そんなことも、映画好きには不思議と腹もたたず、むしろそれを味わえちゃって、古い映画を観る醍醐味だわ、などと納得してしまった。
ただ本作、そのせいか解らぬが、お話しの流れがなんとな〜くぼやけてしまってました。理解不能のところもありました(笑)。
鑑賞後、ご一緒した方と「あれはどうしてああなのでしょうね〜、わかりませんでしたね〜」などと話し合うことに・・・。

しかし、光と影を巧妙に使ったモノクロ映像美は、素晴らしいと思うところが何箇所もありました。
冒頭で廃墟のような教会の扉をヘンリーフォンダが両手を広げて開ける姿の影を床に映すのだけれど、それはクロスの形を表しているなど、最初から映像的には惹かれました。
また撮影はすべてメキシコで行われたというだけあって(これは冒頭に説明書きが出る)、メキシコの埃っぽい空気や、匂いそうな環境、そして退廃的なムードは画面からしっかり伝わってきて、本物感は充分ありました。

観て良かったです。

評者

ドンペリ

更新日時

2013年07月17日 23時27分

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