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南部の反逆者/hackerのコメント

rating33.0000

南部の反逆者へのコメント

採点

rating3

コメント

『ジャンゴ 繋がれざる者』の公開に併せて、パリでリバイバルされていたレアものです。

レビュー

南北戦争を背景にクラーク・ゲイブルが白人の大農園主を演じるという、あからさまに『風と共に去りぬ』を意識した作品ですが、そこは曲者監督ラオール・ウォルシュです。

白人農園主の娘として育てられた色の白い黒人が、父親の死と共に奴隷として売られ、ゲイブルに買われるという設定のイヴォンヌ・デ・カーロと、奴隷でありながらゲイブルに目をかけられ、きちとした教育も受けたものの、その「やさしさ」にかえって反発しているシドニー・ポワチエを登場人物に配し、骨太のドラマを作り上げています。

もちろん、当時のハリウッド映画なので、最後はご都合主義的ハッピー・エンドになるのですが、ゲイブルがイヴォンヌ・デ・カーロに、自分はかって奴隷商人であり、それで財をなした過去を告白し、アフリカで黒人を虐殺した時の様子を語る場面などは、ゲイブルとポワチエの愛憎入り交る複雑な人間関係と共に、印象的です。

色の白い黒人で、しかも女性で、奴隷のセリにかけられるというヒロインの姿も、当時としてはショッキングだったことでしょうし、奴隷制度のみならず、人種差別の馬鹿らしさを象徴しています。

ラオール・ウォルシュは、『ハイ・シエラ』や『白熱』のような優れた作品を生みだしていて、それらには比べられないものの、一見の価値のある作品でした。

評者

hacker

更新日時

2013年05月12日 08時19分

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2021年12月01日 18時48
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