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マリリン 7日間の恋/ドンペリのコメント

rating33.5000

マリリン 7日間の恋へのコメント

採点

rating3

推薦数

+1

コメント

マリリン・モンローの孤独感、それははっきり伝わった・・・「誰もマリリン・モンローとしてしか愛してくれないの」というマリリンの言葉が全てを物語る。

レビュー

当時使い走りの助監督だった青年コリン・クラークが、半世紀後に書いた回顧録「王子と踊り子撮影時の一週間」を公にした作品ということだが、コリンとマリリンに淡い恋が芽生えたことが伺えるようになっている部分が好きだ。
マリリン亡きあと、真偽のほどはわからないにしても、「さもありなん」と思える。

鳴り物入りでロンドンに降り立ち、初めての海外撮影「映画・王子と踊り子」で、かのローレンス・オリビエとの共演にナーバスになっていくマリリン・モンロー。
そんなマリリンの世話役を仰せつかり、この時すでに薬に頼りながら精神のバランスを崩しているマリリンの素の顔に触れながら、彼女を優しい愛で包んだ当時23歳の純真なコリンに、マリリンが心を許して縋っていくのは、客観的にみてもあり得ることだろう。
マリリンにとっては‘‘一週間という期間限定’’の安らぎの恋だったでしょうが、たとえその一時でも二人で愛のある時間を過ごしたコリンにとっては一生忘れられない一週間だったことは言うまでもないこと。
そのコリンの思いは作品の中に充分沁み込んでいたように思う。

撮影中、新婚で一緒に来ていたア―サ―・ミラーとも破局寸前で、女優として役へのアプローチを真剣に悩むマリリンが、「君は画面の中でセクシィに動いてさえいれば良いのだよ」と言われれば、さらなる失意のどん底へとエスカレートするのは簡単だ。
マリリン・モンローを思う時、彼女の出演作品は結構観ているが、決して幸せそうに見えなく、どこか寂しそうで脆そうな真の姿を垣間見てしまうのは私だけでしょうか。彼女がセックスシンボルとしてイメージされ、あまりに「それのみ」を強調して映画が作られているようで、好きではないのだ。
「お熱いのがお好き」は、面白いシチュエ―ションに加え、何と言ってもジャック・レモンとト二―・カ―チスの頑張りで、彼女のソレばかりを強調するのが薄れているから好きだが、例えば「七年目の浮気」でも、最初に登場したマリリンは身体をくねらしたり、いかにもネチネチとやる。わざとらし過ぎる・・・これもやらされているのでしょう?
思い切って言うならば、本来セクシィとは、オッパイが大きいとかケツがでかいとか甘い声で話すとか・・・そんなものではない。それは女のマリリン自身が一番解っていることだと思うし、貧しいところから登りつめた彼女は、ある時から悩んだことだろう、ひとりの人間として評価されたいと。

本作はマリリンの一生物語でもないのに「マリリンを伝える」ことに概ね成功しているので、ミシェル・ウィリアムズがマリリンに似ていようが似ていまいが、たいして問題ない。そうは言っても、ふとした仕草や遠目に「マリリンに似てる!」と思う瞬間があるのは、やはり良かったな。とにもかくにもミシェル・ウィリアムズは、マリリン役をよくぞ引き受けたものだ。

レミゼで歌唱力が抜きん出ていたコリン役のエディ・レッドメインは、役としてはこちらの方がずっと良い。
原作者コリン・クラークはたいそうな家柄(貴族だったか)の子息で、マリリンを自分の出身校である名門イートン校に連れて行った場面があったが、実はコリン役のエディ・レッドメイン自身も家柄よろしく、イートン校卒で、ウィリアム王子と同級生(〜Wikiより)ということを知るにつけ、鑑賞中エディは役にぴったりの雰囲気だな〜と感心していたのだが、半分は地でいけたのかい、ということですかね。
彼はブ―リン家の姉妹にも出ていたようですが、まるで印象に残っていませんでした。今後に期待したいところです。

評者

ドンペリ

更新日時

2013年03月24日 21時18分

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