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恐怖ノ黒電話/hackerのコメント

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恐怖ノ黒電話へのコメント

採点

rating4

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+1

コメント

時間怪談映画の傑作

レビュー

タイムマシンに代表される、時間をテーマにしたSFは小説にみならず、映画でも多々ありますが、怪談風に仕上げられた映画というのは、少ないように思います。本作は、携帯がらみのホラー映画から発想した作品でしょうが、このジャンルの傑作と呼んでも、差し支えないでしょう。

離婚裁判中のメアリー(ラシェル・ルフェーブル、きれい!)は、夫のDVから逃れるため、物件を探す余裕がなかったため、低所得者向けのアパートに引っ越してきます。その部屋には、昔ながらの黒電話が備え付けられていました。引っ越してまもなく、その電話に、見知らぬ女性から電話がかかってきて、「ボビーを出して」と言われます。前の居住者の知り合いだろうと適当にあしらっていたメアリーですが、何度もしつこくかかってくる相手には、どこか異常な雰囲気があります。そのうち、実は相手は1979年の過去から電話していることが分かります。長くここに住んでいる隣人のジョージ(ルイス・ガスマン)に聞いてみると、当時はベトナム帰還兵だったボビーが住んでいたのが、ある日行方不明になり、その後ボビーの婚約者を名乗る女性が引っ越してきたのでした。

電話の相手は次第に凶悪さを発揮するようになり、メアリーの応対に不満足だと、現在のメアリーの知人を、1979年時点で、危害を加えるようになります。メアリーに色々なことを教えたジョージは、そのために殺され、現在からは痕跡もなく消滅してしまうのです。そして、メアリー本人も狙われるようになるのでした。

この映画のユニークなところは、自分や周囲の人間に危害を加える相手が、過去にいるために、まったく手が出せないという点で、電話の向こう側での暴力なども、様子が聞こえるだけで、手出しがまったくできないため、かえって恐怖をあおります。それでも、ヒロインは反撃を試みたりするのですが...

一言で言って、アイデア勝利の映画ではありますが、アパートの一室という狭い空間に恐怖の場を集約させていることや、最後の襲撃の場面など、落ち着いた演出ぶりも好感が持てます。

ホラーの可能性は、まだまだあるのですね。

評者

hacker

更新日時

2012年11月01日 09時22分

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2022年01月25日 14時50
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