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SHAME シェイム/ドンペリのコメント

rating44.6667

SHAME シェイムへのコメント

採点

rating4

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コメント

基本は「ラヴ・ストリーム」だったのですね。 近親愛ゆえに、他人への愛し方が解らないのも同じ。苦しみながら逃れようとする姿も基本は同じでした。

レビュー

基本は「ラヴ・ストリーム」だったのですね。 近親愛ゆえに、他人への愛し方が解らないのも同じ。苦しみながら逃れようとする姿も基本は同じでした。

「ラヴ・ストリーム」の男は、愛のない刹那的な女遊び。「シェイム」の男は、女性の愛し方が解らず、愛も快感もないセックス依存。
「ラブ・ストリーム」の女は、家族の愛し方が解らず、愛の押し売りで、精神を病む。「シェイム」の女は、男に過剰に依存するのみで、縋りついて棄てられるとリストカット。
本作がラヴ・ストリームと違うのは、すぐに二人が兄妹であることが知らされる点ですかしらね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


以下は、ずっと以前に書き記したものです。
観ようか迷っていて、結局2012年暮に観賞。


この孤独な二人を見ているのは辛い。孤独とは、個人として扱う言葉ですが、本作では「二人がセットになって」孤独なのです。
この兄妹は、この世で一番大切な存在になってしまっているのですね〜。

二人の生い立ちや過去は語られないが、幼い頃から不幸な環境に育ちながら、辛さの中で二人肩寄せ合って生きてきたことも解るし、何より兄妹以上の関係だったことを示唆するシーンが実に見事だと思う(妹がシャワーを浴びているシーンです)。

互いの苦しみがこれほどまでに見ている者に伝わってくることに、私は驚きました。
近親相姦が悪いとか、嫌悪感があるとか・・・そういうことは浮かばない。テーマとも言える「愛、苦しみと哀しみ、孤独」は、青っぽくて温かみとは程遠い映像の中に、しっかり溶け込んでいます。

シンガ―である妹がクラブで歌う♪ニューヨークニューヨーク(歌詞が物語っていた)♪を聴きながら、それまで無感情の男だったブランドンが涙を流すシーンも良い。二人は離れて、再起しようとしたのでしょう。

さて本作の勘違いを煽るように宣伝した「兄のセックス依存症」だが、マイケル・ファスベンダーは この役を演じるに当たり、素晴らしいアプローチをしたと思うし、まるでいやらしくないのも、本作のテーマがぶれずに伝わった証拠。感心する。
恐い形相で性行為を続けるブランドンの姿からは、苦悩しか見えないので、可哀想になってくる。今まで映画のセックスシーンを見て、このような気持ちになったことはない。他に誰がこの役を出来ただろうかと観客に思わせるのは(あ、思うのは私だけ?)、役者冥利に尽きるということですわね。
結果的に、彼の全裸姿とセックスシーンが話題に上るだけの映画にならなかったのは、「本作の出来」、強いては監督をも、大いに評価出来ることになるのでしょう。

評者

ドンペリ

更新日時

2013年08月30日 02時13分

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hacker
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