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迷路/hackerのコメント

rating44.0000

迷路へのコメント

採点

rating4

コメント

「見せない」ことの大切さを、じわじわ感じさせてくれる傑作。

レビュー

南仏で婚約者キティー(ヴェロニカ・ハースト)と休日を楽しんでいたジェラルド(リチャード・カールソン)は、少年時代をすごしたスコットランドの古城に住んでいて、何年も会っていない叔父からの手紙で、急遽城に呼び戻されます。それからしばらく音信がなく、数週間たって、婚約を解消する旨の手紙がキティーに届きます。納得できない彼女は、伯母のエディス(キャサリン・エメリー)とその城を無断で訪れます。そこで知ることになるのは....

冒頭の古城での召使同士の「恐れていたことが起こった」という会話から始まり、南仏のキャバレーでの一見華やかな、しかしハラハラさせるアクロバティックな踊り、何週間も音信がない間のキティーの不安感、この城では過去200年の間女性がいついたことがないこと、城では夜11時を過ぎると全ての部屋を外側から施錠される規則があること、城の客室の窓はすべてふさがれていること、深夜ドアの外を這いずるような音、庭にある巨大な迷路を深夜ゆっくりと動く灯り等、謎の正体=怪物の姿を見せずに、じわじわとサスペンスを盛り上げていくやり方は、実にオーソドックスな演出と相まって、正に映画の王道です。

映画全体は1時間20分程度ですが、怪物が姿を見せるのは1時間を過ぎたあたりで、その登場直前に深夜の迷路でキティーとエディスが迷子になる状況を作り出すなど、実に良く出来ています。

モンスター映画は、その登場までのサスペンスが、一つの大きな勝負であるわけですが、それだけで全編を押し切ってしまったという点でも、珍しい作品でしょう。そして、最後に明かされるモンスターの正体が、また悲しいこと!何という悲惨な生い立ちなのだろうと思ってしまいます。

世の中には、まだまだ私の知らない映画がたくさんあるものです。

評者

hacker

更新日時

2012年08月22日 15時02分

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2021年12月06日 11時24
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