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女囚さそり 第41雑居房/hackerのコメント

rating44.0000

女囚さそり 第41雑居房へのコメント

採点

rating4

コメント

「私を売ったね」「みんな死んでるよ」この映画の梶芽衣子の台詞はこれだけです。主演女優の台詞の少なさとしては、ギネスブックものです。

レビュー

シリーズ第2作は、前作のヒットを受けて、伊藤俊也監督も、かなり自由なことができるようになったのではないでしょうか。前作は、初監督作品ということもありますし、画面も、当時人気のあった鈴木清順をかなり意識して、作っていたように思います。もちろん、それはそれで悪くはないのですが、今回は、鈴木清順風を離れて、あちこちで自分の好きな「遊び」が見られる画面作りをしています。

物語は、松島ナミ(梶芽衣子)と大場ひで(白石加代子)をリーダーとした、7人の女囚たちの脱獄を中心に展開します。最初に述べたように、梶芽衣子はほとんど喋りません(それでも、十分存在感があります、美人は得です)が、その代わり、「人間の顔をしてない」と自ら言う(考えようによっては、ずいぶん酷い台詞ですが)白石加代子が、迫力満点の怪演を見せてくれます。

印象に残る場面は少なくないのですが、脱獄した7人の女囚がみな白い着物を着て、犯した罪の説明が、一人ずつ歌舞伎風にナレーションが入る場面、銃で撃たれた白石加代子がゴミ捨て場で、ゴミの山の中で悶え死ぬ場面(もちろん『灰とダイヤモンド』!)、それと、ラストで郷田所長(渡辺文雄)を殺して復習を成し遂げた後、囚人服のまま、梶芽衣子を含む女囚たちが、早朝の高速道路を集団で走る幻想的な場面が、とくに記憶に残ります。

このシリーズの中では、一番好きな作品です。

評者

hacker

更新日時

2011年08月19日 17時12分

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