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キナタイーマニラ・アンダーグラウンド/hackerのコメント

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キナタイーマニラ・アンダーグラウンドへのコメント

採点

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コメント

食事前若しくは食事直後に観ることはお勧めしません。

レビュー

マニラに住む主人公ペッピング(ココ・マルティン)は、学生結婚をし、既に子供までいます。生活のために、軽い気持ちで、麻薬の売買に関わっていました。ある晩、仕事を終えた後、仲間に声をかけられ、バンに乗ってついていきますが、それは麻薬売買のあがりをごまかした女性をリンチの上、殺害する旅でした。

本作は、全編手持ちカメラで、おそらくすべて自然光で撮影されています。夜の場面が大半のため、何が起こっている、若しくは何が映っているのか分からない場合もありますし、画面は概して荒れています。それは、映画としては、美の追求からは正反対の態度ではありますが、とてつもない臨場感をもたらしていることも否定できません。しかし同時に、あたかもスナッフ・フィルム(殺人現場を写したポルノ映画のこと)を観ているかのような不快感を与える作品です。延々と続く残虐な描写を観るに耐えられない人も少なくないでしょう。だが、これは現実世界で起こっていることなのではないでしょうか。

ここで登場する殺人者たちは、主人公も含めて、昼間は普通の生活をしている人々なのでしょう。すべてが終わって、皆で朝食(!)を食べている場面で、先に帰ろうとする主人公に、隊長と呼ばれる男が、金を渡しながら、「子供にミルクでも買ってやれ、この仕事にも早く慣れろよ」と言う科白、そして、映画のラスト・カットが、帰って来る夫のために、赤ん坊を抱きながら朝食の準備している主人公の妻であるのが、とても印象的です。

本作は、チャド内戦をテーマにした『終わりなき叫び』と続けて観ました。共に、現実世界で起こっていることをテーマにしていますが、そのアプローチは何と違うことでしょう。どちらが良いとか悪いとか言える問題ではありませんが、本作の場合、万人にはお勧めできません。私も何度も観たくはありません。しかし、無視できない作品であることも事実です。それ故、採点も、あえてしないでおきます。

評者

hacker

更新日時

2011年08月14日 10時23分

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2021年12月08日 07時42
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