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しあわせの雨傘/hackerのコメント

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しあわせの雨傘へのコメント

採点

rating4

コメント

カトリーヌ・ドヌーヴとジェラール・ドパルデューの共演とは!

レビュー

あまり余計なことは考えずに、共に60代になった主演の二人を見ているだけで、楽しめます。カトリーヌ・ドヌーヴは若干太めに、ジェラール・ドパルデューはすごく太めになりましたが、スクリーン上の存在感は薄れていません。もちろん、観ている側が、現在の彼らだけでなく、過去の彼らを同時に見ていることもあるでしょう。

カトリーヌ・ドヌーヴは、言うまでもなく、60年代から、フランス映画のみならず、ヨーロッパ映画界のスターでした。ヒッチコックが、彼女を主演に映画を撮りたがっていた、というエピソードもありますし、クロード・シャブロルの言うように、絶頂期は、正に「美の化身」でした。芸域も広くて、ルイス・ブニュエルの『昼顔』、『哀しみのトリスターナ』に代表されるような、妖艶な魔性の女から、『モン・パリ』のようなコメディまで、何でもこなしていました。

一方のジェラール・ドパルデューは、70年代から活躍し、一時は、ジェラール・ド・パルトゥ(そこらじゅう)と言われるぐらい、日本で公開されるフランス映画には、すべて出演していたかのようなイメージがあります。どうも、日本人受けするシャープさには欠けていたようですが…

この二人の共演で思い出すのは、やはり、フランソワ・トリュフォーの『終電車』でしょう。トリュフォーの脚フェチが、かなり露骨に出ていて、(もちろん、きれいな)脚だけみせた二人のからみ合いが印象的でしたが、本作でも、昔の回想場面で同じような場面がでてきますね。監督のオゾンは、多少は意識していたのでしょうか。

という訳で、オゾン監督は、『8人の女たち』でも実践していますが、最近のフランス映画では珍しい「スターの映画」です。そのスターが二人とも60代というのも、嬉しいですね。

評者

hacker

更新日時

2011年05月04日 10時03分

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2021年12月07日 06時43
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