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愛の落日/葉直のコメント

rating44.0000

愛の落日へのコメント

採点

rating4

コメント

照れ臭い邦題で映画館に入り難かったのですが、観た後、この映画内容なら、これも合っているような気がしました。
ある種の濃さと重さがあるラブ・ストーリーですし、過ぎ去った時代への喪失感も伝わってきます。
原題:THE QUIET AMERICAN[スクリーン×1]

ネタバレ

このレビューは物語の核心部分が明かされています。

レビュー

歴史が“うねる”時を時代設定にされると、それがいつであっても不思議と胸が騒ぎます。
1952年のサイゴン。
ベトナム解放戦線がフランス占領下から独立を目指す戦いが激化。まさにベトナム戦争直前です。

若く美しい現地妻(要はそういうことです)に骨抜きになった初老男と、同じ女性に一目惚れする若いアメリカ人のトライアングル。
2人の男性を魅了するベトナム女性ですが、相手が替わる度に服装も髪型も替わるところが、何とも切なく映ります。

そこに、この時期ならではのサスペンスが加味されます。
その鍵はブレンダン・フレイザー演じる若いアメリカ人が握っていますが、
『ハムナプトラ』でのキャラクターとは反対の謎を秘めたアメリカ青年を好演して、とても魅力的。
また、彼の犬が、知らずに彼の仇打ちをすることになることも面白い演出でした。

原作の評価は高くとも、下手をすれば安っぽい映画になりそうな難しさが、この作品にはあると思うのですが、
映像も俳優も真摯で美しく、佳作に撮り上げています。
例えれば、蜃気楼の中から、矛盾を抱えた幾つかのメッセージ(何が正しい行動か・何が本当の心(愛)か)が、届くような作品です。

メモ( ..)φ :2001年の9・91同時多発テロにより、公開が先送りされていた。
ベトナム戦争直前のベトナムが舞台であり、現在のテロやイラクへの干渉とダブって怖い。

評者

葉直

更新日時

2004年10月16日 03時51分

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2022年10月01日 21時33
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