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28日後…/ドンペリのコメント

rating33.4000

28日後…へのコメント

採点

rating3

コメント

伝染してしまったゾンビより人間の方が怖かった、ということになるわけね。

ネタバレ

このレビューは物語の核心部分が明かされています。

レビュー

確か字幕では「凶暴性を持つウィルス」と言っていたような・・・
そのウィルスに感染した(させた?)研究用の猿を救うため、研究所に忍び込んだ人間たちが「まあ、かわいそうに」と(凶暴猿になっているとは知らずに)折から出してしまい、その猿に噛み付かれてしまったのが人間ゾンビの第一号となる。


主人公(キリアン・マーフィ)がある日病院のベッドで目覚めたところ、院内は人気がなく、外に出てみたらロンドンの街には人っ子一人いない。あるのは静寂のみ。自分の「HELLO!」という声が響くだけ。鳥だけが飛んでいる。不気味だ。
この世に自分しかいないのかも知れないという恐怖感が充分伝わるこのシーンは、とても印象的。CGかしら?それにしても忘れないシーンのひとつになっちゃった。

感染を恐れた人たちは国外へ脱出したためだと知らされ、ロンドンの街が静寂に包まれるのに28日しかかからなかったというタイトル。
そして主人公はなんとか生き延びている人たちと出会うことに。

さてこのゾンビはよく走る。この凶暴性は人間をむやみやたらと襲いたく(噛み付きたく)なるわけだ。猛獣のように・・。
感染力は強く、襲われた人間(確か粘膜に血を浴びてもいけないのだったか)はすぐに凶暴になるため、即座に殺さなければならない。それが愛する者であっても・・・。

冒頭の研究所で実験用の猿に、人間の暴動事件場面や殺戮場面の映像ばかりを映した数台のテレビを見せている。ウィルスに犯されていない正常な人間が、争いにより残虐な行為をしているではないか、ということだと思う。

前半はお約束の‘サバイバル’を見せるが、対ゾンビとしての面白さとは何か違う空気を感じていると、話は次第に違う方向に流れていく。
そして後半、主人公は対ゾンビではなく、ウィルスに感染していない人間(軍隊の連中)が敵となる皮肉。冒頭のテレビシーンと重なり、よく考えられていると言えばそうだ。
一部の軍隊の連中が砦を築いて生き残っているのだが、彼らはゾンビ殺しを(殺しという行為そのものを)楽しみ、仲間ですら残虐に殺そうとする精神の狂人と化しており、正常な人間が壊れる怖さを描いている。
なのでこれはゾンビ映画とは違う趣だった。

で、結局のところ、ウィルスなど関係なく、人間にはこのように凶暴性が潜んでいるのだよ、一歩間違えれば狂人と化すのだよと言いたいようです。そのほうが恐ろしいでしょうと。


ラストの丘に記す文字、考えられていますね〜。
助けを呼ぶのに「HELL」か〜と思っていると、飛行機が飛んできたのを見て、彼らが慌てて「O」を加えるんですね。それで「HELLO」になるの。これは素敵なアイデアだわ。

評者

ドンペリ

更新日時

2008年09月12日 00時34分

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2021年12月06日 04時54
2021年12月06日 04時54
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