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エディット・ピアフ 愛の讃歌/ドンペリのコメント

rating44.5000

エディット・ピアフ 愛の讃歌へのコメント

採点

rating4

推薦数

+1

コメント

歌とは その人の人生そのもの。 まさにそれを見せた。

レビュー

人は愛することで幸せになるの・・・・。

誰もが生きているうちに一度は耳にするであろう有名曲♪愛の賛歌♪
と♪ラヴィアンローズ♪を世に残したエディット・ピアフの物語。

作り手は彼女の人生のどこを拾うか、悩むところだったでしょうが、
やや駆け足ながら、ピアフの生き様はよく描けていたと思う。

生まれてから幼少期の彼女を映像で見せられると、神様はその不幸と
引き換えに あの素晴らしい声と唄の才能を与えたのだと改めて思う。
そんなことを思いながら、ピアフの歌を(映画で)聴くと、ずしーんと重い
ものが胸のあたりに押し付けられる感じがし、それは実話なだけに、
「感動」という言葉以上の何かだった。うん、観てよかったわ。


時代が前後し、ポンポン飛ぶけれど、一向に気にならない。
彼女の人生は切って貼って繋げても、どこをとっても幸せと悲しみの
繰り返しであり このようにぶつ切りにしても不自然ではないわけね。
いつの時代を映しても それは紛れもなくピアフの人生そのものであり、
次々に流れるピアフの歌に耳を傾けながら、どっぷりと彼女の世界に
浸ることが出来るようになっている。但しこれは私がピアフのことを
多少なりとも知っているからかも知れない。


時に音声がよくないものもあるのだけれど(すべて本人の歌。昔の録音
だからでしょう)、かえってそれがリアルティを増し、本作の重心を低く
据え、私は良かったと思う。。それが証拠に鑑賞後「ちょっと 音が良く
なかったわね〜」などという言葉は出てこないのだ。

それより何より ピアフを演じるマリオン・コティヤールの大熱演に
圧倒されてしまう。
見ているものに緊張感を与えてくれ、彼女が唄う場面では、口パクと
解っているのに 彼女がピアフにしか見えないし、説得力すらある。
顔も似せているが、それだからではなく、彼女が素晴らしいのである。
マリオン・コティヤールの代表作になることは間違いないでしょう。


ピアフの人生を語るのに避けて通れないあまりにも有名な話である
恋人が飛行機事故で亡くなり「愛の賛歌」の部分がまるでラストの
ように大盛り上がりになるので、見ているほうとしては、そのあとが
ややトーンダウンしてしまうのが残念なところかな・・。


ピアフの唄が何故素晴らしいかの答えは、生まれた時から彼女が
刻んできた人生そのものにあったのだ。



*蛇足*
新宿の映画館、上映前に「加藤登紀子の唄う愛の賛歌」が流れるのだ。
これには辟易した。がっくし。加藤登紀子さんがダメというのではなく、
この場合ちょっと違うよね。 だったらピアフを流しなさいな〜でしょ?
私は ♪あーなたーの燃える手で〜 わーたしーをだきしめて〜♪と
唄いだす日本語の「愛の賛歌」が どうしても好きになれない一人です。

評者

ドンペリ

更新日時

2007年11月15日 01時29分

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