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ゾディアック/hackerのコメント

rating33.7143

ゾディアックへのコメント

採点

rating4

推薦数

+1

コメント

フィンチャーの本領が、こういう抑えたタッチにあることを実感できます。

レビュー

デヴィッド・フィンチャーというと、どうも処女作の『エイリアン3』の印象の悪さ(シリーズ四作品の中では最低の出来)が尾を引いて、あまり好きになれない監督の一人で、『ドラゴン・タトゥーの女』なんかも、ヒロインのミス・キャストのせいもあって(スウェーデン版のノオミ・ラパスと比較したらかわいそうなのでしょうが、続編は作られるのですかね)あまり感心しませんでした。ですが、見逃していた本作のような、一種ドキュメンタリー風の抑えたタッチで展開する犯罪物に接すると、ここにこそ彼の本領があることがわかります。

実際に起きた未解決の連続殺人事件を扱っている本作ですが、犯罪そのものよりも、それに振り回される人間たちの人生、事件に憑かれた人々の生き様、どちらかというと落伍者の生き様に力点を置いていて、殺人の場面ですら抑え気味で、かえって、フィンチャーの派手な色をあまり使わない画面作りとも合っているのです。

それと、中心となる三人の男優が、とても良いです。特に、どう見ても頭がよさそうには思えないロバート・ダウニーJRは、天才科学者やシャーロック・ホームズを演じるより、最後は酒に溺れる新聞記者役の方が、ずっとお似合いです。

私の観たフィンチャーの作品の中では一番のお気に入りです。

評者

hacker

更新日時

2015年10月10日 13時56分

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