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仔鹿物語/ドンペリのコメント

rating55.0000

仔鹿物語へのコメント

採点

rating5

推薦数

+1

コメント

私は良い時に観た!
アメリカの大自然を感じさせながら、良く出来た素晴しい映画だと思います。

ネタバレ

このレビューは物語の核心部分が明かされています。

レビュー

忘れもしない中学校の映画鑑賞会で観たのが最初です。
芸術鑑賞教育の一環としてのことだったのだと思いますが
学外の大きなホールに移動して鑑賞したのです。
生徒達のために昔の映画の中から本作を選んでくれた教師達に
今更ながら感謝しています。

少年が一回り成長し大人に近づくお話でしょうか・・・。
とてもいいお話しなので、涙でグジュグジュになってしまいました・・・。
まだ純真で(?)感受性豊かな中学生時代でしたから、ものすごく感動しました。
以来その感動は忘れずに 今でも心に締まってあります。

父親が毒蛇に噛まれ、鹿の内臓で解毒をするために鹿を撃ち殺したところ
なんとその鹿には可愛い仔鹿がいたのです・・・・グレゴリーペックパパは
母鹿の内臓のおかげで命を取り留めるのですが、
ポツンと仔鹿が残されていたの・・・ここで泣けるでしょう?
そして少年ジョディがその仔鹿を飼いたいと強く望み、両親に哀願するあたりから
ジョディに100%感情移入出来ちゃったわけですから、たまりません。
誰でも幼い頃,「ね、ね、飼っていいでしょ?」と親に動物をせがんだ記憶はあるでしょう?
ジョディは仔鹿にフラッグと名付け、それはそれは嬉しい毎日が始まるのでした。

子供と動物を使ったら卑怯だという思いなど、どこかに吹っ飛んでしまう名作です。
それは根本に 大自然と闘いながら生きる開拓民の厳しい生活が描かれているからだと思う。

かわいい仔鹿が成長して 畑の作物やその芽を食い荒らしてしまい、しかも2度3度と続くのは、
鹿が悪いわけでもないだけに、とても哀しくて辛いことでした。
このままでは 他人の畑も荒らしてしまうことは明白となり、
決して豊かでない開拓民の生活には農作が命とも言えるわけで、
仕方なくも仔鹿を殺すことになるのは理解出来るだけに、さらに哀しいのです。
鹿を殺してこいと言われ、ジョディはフラッグと森に行くところなども・・・ウウッ!。

大人になるのに、乗り越えていかなくてはならないこと、
それは幼い頃には不条理に思えることだったりする。
それらを成長の糧として、克服して大人になってゆく。
そして生きるということを学ぶのだ。
ジョディを通じ、そんなことを感じさせ、ありふれたテーマだけれど薄っぺらではない。


映画が終り、会場が明るくなり、
自分のクラスの生徒達の席に近づいていらした担任教師の目も真っ赤だったのを今でも忘れないの。
そして先生は無言で 両手で立ちなさいと合図したのでした・・・。


その後、時が流れ、何十年も経ち・・・
娘が小学生になって 家にあったビデオを一緒に見て、一緒に泣きました。

評者

ドンペリ

更新日時

2007年05月15日 01時59分

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