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ゲゲゲの鬼太郎/カトキチのコメント

rating33.0000

ゲゲゲの鬼太郎へのコメント

採点

rating3

推薦数

+2

コメント

人間に都合がいい話は好きじゃない!

レビュー

誰もが知ってる名作をついに実写化。全体的に子供向けの雰囲気が漂い、原作が持つおどろおどろしい雰囲気はすべて削除。アニメ化された『ゲゲゲの鬼太郎』を実写化した物という方が正しいだろう。ウエルメイドに撮られ、監督手腕はその世界観に喰われてるが、ミステリー仕立てに仕上げ、家族愛や泣きの要素も含めた脚本、役者のチョイスも含め、なかなかおもしろい作品に仕上がった。

CGのレベルはしょうがないとして、その妖怪を演じた役者達だが、まず、ウエンツがもろにウエンツだった(笑)演技もクソもウエンツそのものという感じで逆に小気味良い。田中麗奈の猫娘はヘタクソに感じた。まぁこれはしょうがないレベルだろう。日常で喋らないセリフばっかり言わされてるから、絶対にセリフ回しとか不自然になる。これは小雪も同じ事だ。美しさと反比例してセリフはヘタクソだった。

だが、そんな中でも大泉洋と西田敏行の芸達者ぶりはどうだ。あそこまで振り切ると変なセリフも違和感を感じない。まぁ、これは実写化してる時点で懸念しなければならなかった問題だろう。鬼太郎も猫娘も自然体の演技をしなければならないんだから。しょうがないと言えばしょうがない。

美術のクオリティは低いし、映像は明るすぎるし、『蟲師』の映像がいかにすごかったかを思い知らされた。ウエンツが歌う主題歌もかっこいいのに、使い方も間違ってるし、まぁ、この辺の不満は許せるレベル。

『ゲゲゲの鬼太郎』で腹立つ所はラスト!マジで腹立つ!なんだあの終わり方は!これでは教訓もナニも無い!人生は山あり谷ありで、苦しい事もあれば、楽しい事も待ってる、あの終わり方だと都合が良過ぎて帰って観る人にとっては悪影響だ。しかもそれが子供用の映画ならなおさらだ!

例えば、ドラえもんってのび太が道具をもらう。んで、彼は調子に乗って失敗する。失敗した上で、彼は自分の力で尻拭いをする。

掃除をしようと掃除のロボットを出したら、使い方を誤って(例の如く調子こいて)もっと部屋が汚くなる。それを結局自分の手で掃除して終わる。そうする事で、「道具に頼っちゃいけないんだ、自分の力で生きていかなきゃいけないんだ」という事を教えられる。『ゲゲゲの鬼太郎』のあの終わり方はまったくそれがない!人間にとって都合が良く、妖怪にとって都合が悪いなんて、そんな話あってたまるか!人間って言うのは何処までも欲の塊で、嫌な事から逃げたがる生き物なんだよ、だから、映画で「それはダメだ!あえて困難に立ち向かわなきゃ!」って教え込まなきゃいけないんだよ!

まぁ観てない人にはなんのこっちゃ分からん話だと思いますが、オレは『ゲゲゲの鬼太郎』のラストを許さない。簡単に言うと『魔女の宅急便』とかみたいな感じだ。だが、このような見方をするのは私だけだろう。親が子供に見せるには丁度いいのかもしれない。エグイシーンは一つもないし。そういった意味ではオススメか。

評者

カトキチ

更新日時

2007年05月14日 10時07分

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