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快楽/hackerのコメント

rating55.0000

快楽へのコメント

採点

rating5

推薦数

+2

コメント

恋愛映画の名手にして、移動撮影の魔術師、果たして誰のことでしょう。

ネタバレ

このレビューは物語の核心部分が明かされています。

レビュー

こんなのクイズになりませんね。言わずと知れた、マックス・オルフュスです。この、モーパッサンの三つの短編を映画化したオムニバス作品でも、その特徴はいかんなく発揮されています。

冒頭のダンス・ホールの、人間の視線がそのままカメラになったのではないかと錯覚するような、カメラワークにまず度肝を抜かれます。それだけでなく、映画の間中、一体次に何を見せてくれるのだろうか、とわくわくしながら過ごすことになります。極めつけは、ラスト近く、アトリエにいる別れ話をしている男女を写すところから始まるカットで、次第に話が激昂して、女が「あんたが他の女と結婚するなら、死んでやる」「どうやって、死ぬんだい?」「窓から身を投げるわ」「どうぞ、窓は2階だ」と言う科白のやり取りから、いきなりカメラは女の視点に切り替わって、階段を駆け上がると、窓に近づいて、それを開き、眼下の温室のガラスの屋根を見て、「止めろ!」という男の声と背後に下に飛び降りて、ああ、カメラが落下して、ガラス屋根が壊れる!やってくれますねぇ、これが1カットなのです。この映画ずれした私が、もう、ひたすらビックリ!

とにかく、マックス・オフュルスの作品は、他の芸術では真似することができない、映画を「観る」喜びに満ちています。そういう点から言うと、この作品でもダニエル・ダリューの美しさは際立っていて、彼女がベッドに入る前に下着姿になることを、意味もなく、いや実は観客にとってとても意味のあることを、きちんと撮っていて、このシーンも嬉しいかぎりでした。

評者

hacker

更新日時

2007年04月01日 15時19分

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参考になる 2007-04-01
 
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2022年01月25日 14時10
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