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それでもボクはやってない/えねぴっこのコメント

rating33.7500

それでもボクはやってないへのコメント

採点

rating3

推薦数

+4

コメント

それでもやったと言ったほうが楽

レビュー

痴漢の冤罪という身近に起こり得る事件から司法の場へ。そこは常人の理解を超えた伏魔殿でありました。

色々と考えさせられた映画でしたが、今更ながらに気づかされたのは「司法に(すら)絶対的な正義はない」ということ。法廷では立派な大人が細やかな手続きを踏みつつシステマチックに裁定する…と思いきや、実際はめちゃめちゃ人間臭い現場であり、作業の進め方、事実の受け取り方、被害者寄りか被疑者寄りか、なにもかも人によって違う。

もし最初の刑事がもう少し被疑者に対して同情的であったら…。
もし最初の弁護士が初動からキッチリしていてくれてたら…。
もし裁判官が途中で代わることなく被疑者寄りの人であってくれたら…。

結局裁判てば、巡り合わせの運がほとんどを決めるんじゃねーの!?と感じざるを得ませんでした。
でもってこれは被害者側にも言えることで、被疑者に有利な判定は被害者にとって不幸な判定でもあるわけで、自分がどちら側にもなる可能性を考えると、一方に過剰な肩入れをしてほしくない。司法は公平なものであってほしい。

しかし、状況証拠しかないような状態で公平に裁くなんてことが可能なのか?
どうあるのが一番ベターなのだろうか?


あともしオレが痴漢の冤罪で捕まった場合、3秒でギブアップしようと思います。
冤罪を晴らすためのコストが高すぎる。
何週間何ヶ月も拘留されて、何百万の保釈金を払わされて、裁判費用を払って、何人もの人に動いてもらって…という手間暇お金をかけることを思えば、すぐにまいったして示談することのなんと安いことか。

こういうことを言うと怒られるかもしれないけど、電車の中で見知らぬ女性のお尻を故意に触ったとこに対する代償はせいぜい10〜50万円程度。そういう「相場」。お金で片をつけることをお上も推奨している。
じゃあそれを不服と感じた場合、その先にかかる膨大なコストはなんなのかというと、「自分の潔白を証明するため」ではなく、実は「お上の決定に逆らうため」のコストに他ならない。
行政に逆らい司法に出ることがいかに困難に設定されているのか、その理不尽さが一番の問題であるように思いました。


それにねー、裁判の場に自分の部屋にあるAVを持ち込まれるなんて最悪じゃないすか。
検事「このビデオのタイトルを読み上げてください」
裁判官「自分で読めばいいじゃないですか」
役所広司「そういう問題じゃないでしょう!」(そうだそうだ!)
検事「えー、桃色超特急」(読むのかよ…TT)

もし自分がこの立場だったら…
部屋から押収された数箱のダンボールと中身の詰まったPCを衆人環視の中に持ち出されて
検事「このアイコンの下の文字を読み上げてください」
裁判官「自分で押せばいいじゃないですか」
役所広司ではない弁護士「すべからく」

…ダメダダメダ、私が悪ぅございました!!

更新日時

2007年10月09日 19時42分

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