みんなで作る映画データベース
  1. トップ
  2. 映画一覧
  3. スリルとサスペンス
  4. 裏切り者
  5. ドンペリのコメント

裏切り者/ドンペリのコメント

rating33.0000

裏切り者へのコメント

採点

rating3

推薦数

+1

コメント

社会派サスペンスとなっているが 期待するほどの手応えはちょっと望めなかった。

ネタバレ

このレビューは物語の核心部分が明かされています。

レビュー

社会の暗部を 陰を使ったり暗い画面を時々使いながら表現していることは理解出来、それは嫌いではない。


出所し、真面目に働いて親孝行をしようと決心していた主人公マーク・ウォールバーグが
ホアキン・フェニックスに誘われて、その道(役人などに賄賂をつかませ裏工作をする仕事)に
足を踏み入れたかの矢先に「事」が起こり、巻き込まれていく物語である。

その「事」で犯人にさせられ、身を隠しながらわが身の保身に動くマーク・ウォールバーグやいかに!と、
サスペンスしていく筈が、後半今ひとつ乗り切れないのはどういうわけかい・・・。

冒頭で出所したレオ(マーク・ウォールバーグ)を迎えるパーティで巧みに人物紹介がされるのだが、
ホアキンフェニックス、フェイダナウェイ、シャーリズセロン、エレン・バースティンが勢揃いし、
それぞれが演技オーラを出していて「こりゃ面白そうだぞ」となる。
その後程なくしてジェームズ・カーンが登場し、益々面白そうな展開になりそうな気配がし、
イントロダクション部分はなかなか引き込まれ 後半に期待が持てるのに〜。

本作はファミリーという人間関係をからませながら、入札・汚職が基本をなしているのだが
見進めていくと、後半にいくほどインパクトが弱いという印象で、それが残念。

タイトルにあるように、一人一人の思惑が作用して、皆が小さな裏切りを重ねていくわけだが、
本作にはその映画の幹となる太い心棒が見えにくいのだ。盛り込みすぎて無駄な場面があるようにも思う。
そして後半は‘急ぎ足’の感があり大雑把にまとめた感が否めない。
盛り上げるために後半をアップテンポにしたのだとすれば 本作のそれは失敗だったと思う。
要するに、「寝返り」の繰り返しを提示し、どういう結末であろうが構わないが
全体に「しりすぼみ」の感じなのが ラストはスカッとしない理由かと。



ホアキン・フェニックスの演技が光り(顔も濃いし、存在感がしっかりある)
ホアキンが主役のように見えてしまうほどハマリ役。
主人公のマーク・ウォールバーグは ホアキンと対をなす性格の持ち主という設定らしく、
友を庇って服役し、出所してからも運悪く身を隠さなければならない「ついてない男」を
暗い、陰のある雰囲気でこちらもハマッテイルと言えるけれど、
辛口で言わせてもらうならば 追い詰められた演技にはインパクトが弱いのが残念だ。
ジェームズ・カーンは やはり貫禄がありました。押さえた演技が非常に良い。

評者

ドンペリ

更新日時

2007年01月14日 02時36分

コメントの推薦

素晴らしい洞察 2007-01-14
 
2021年12月08日 07時28
2021年12月08日 07時28
©ずばぴたテック