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あるいは裏切りという名の犬/hackerのコメント

rating44.0000

あるいは裏切りという名の犬へのコメント

採点

rating4

コメント

なつかしや、ミレーヌ・ドモンジョさん、一目で分かりましたよ。

レビュー

かって友人同士だった二人の男だが、レオ(ダニエル・オートゥイユ)がカミーユ(ヴァレリア・ゴリノ)という女性をトニ(ジェラール・ドパルデュー)から奪って結婚し、今や警察の中では次期長官を争うライバルとなっている状況は、登場人物の短い会話の中から明らかになってきます。そして、愛だけでなく、地位もレオに奪われそうになったトニは、レオを陥れようとします。

というのが、物語の背景です。当然、この二人の男を中心にドラマが展開するわけですが、重要な脇役がきっちりと印象的に描かれていて、最後まで色々な伏線が張りめぐらされているシナリオをまず褒めるべきでしょう。特に、レオの配下だったティティ(フランシス・ルノー)と、トニの配下だったエヴ(カトリーヌ・マルシャル)が印象的ですが、私のようなオールド・ファンには、レオと恐らくかっては関係があった元娼婦の初老のマヌーを演じるミレーヌ・ドモンジョが、最も印象的でした。もちろん、かっての可愛らしい美貌と素晴らしい肉体を望むべくはありませんが、一目で彼女だと分かるのが嬉しいのです。そういう意味で、主演の二人は言うまでもないのですが、役者揃いの映画です。

映画としては、かってのフィルム・ノワールのイメージからすると随分派手なドンパチが続きますが、ブルー・トーンの夜の冒頭シーンは『サムライ』を連想させますし、何回かある銃撃戦や殺しの場面でも人物の位置関係はしっかり見せていて、やはりフランス映画の伝統を感じさせます。

当たり前ですが、30年代のアメリカ・ギャング映画を最も評価していたのは、フランスなのです。それを再認識しました。

評者

hacker

更新日時

2013年06月16日 20時00分

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2021年01月23日 08時09
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