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私は死にたくない/hackerのコメント

rating33.0000

私は死にたくないへのコメント

採点

rating3

推薦数

+3

コメント

あちこちで書いているように、ロバート・ワイズは嫌いな監督なのですが、「私はやっていない」を最後の言葉に処刑された、実在の死刑囚バーバラ・グラハムを取り扱い、死刑反対を明白に打ち出した、この作品は、作られた時代を考えればなおのこと、無視できません。

ネタバレ

このレビューは物語の核心部分が明かされています。

レビュー

死刑も殺人の一形態だというのは、今ではかなり認知されてきたと思いますが、50年前に、そこをきちんと描いたことは評価されるべきでしょう。前半はどちらかと言うと、推理ドラマ風で、やや平凡な印象を受けるのですが、ラスト近くの、ガス室の機械音の響きや執行手順の冷酷な描写、周囲の必死の助命活動がかえってあだとなって、死刑直前に延期の知らせを受け、「もう止めて」と泣き崩れる死刑囚の姿、そして最後は、彼女の命を救うことができないまま終ってしまう結末に、死刑という行為の残虐性が集約して描かれます。それから、生死のタイトロープ上を渡る死刑囚を演じるスーザン・ヘイワードの見事な演技を忘れることはできません。アカデミー主演女優賞を獲得しましたが、いい加減な賞とはいえ、これは当然の受賞でしょう。

当たり前ですが、死刑が執行されてからでは、無実が判明しても、救いようがありません。そうでなくても、無実の罪で、青春を無為に刑務所で過ごすことになった人物を描いた『埋もれた青春』という映画も昔ありました。人を罪に問うという行為の重さを、こういう作品を観る度に想います。

評者

hacker

更新日時

2006年11月12日 19時29分

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