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キル・ビル Vol.1/カトキチのコメント

rating33.6000

キル・ビル Vol.1へのコメント

採点

rating5

推薦数

+3

コメント

サンプリングという手法を映画界に浸透させた男の、B級超大作!
注・引用が多すぎて書ききれないため、レビューも分けちゃいました(笑)

ネタバレ

このレビューは物語の核心部分が明かされています。

レビュー

「やりやがった!!」劇場で1を観たときにそう思った。前作、『ジャッキー・ブラウン』で
大人の映画作家の仲間入りをしたタランティーノがついにここまでのエネルギーを爆発させた、
この作品は彼が前々からやりたかった事だ、ファンなら映像を観れば分かる事でそれが嬉しい。
金を自由に使える様になって、キャスティングも自由になって、こういう遊びも出来る様になったんですねえ。
遊んだ映画が嫌いな人は受けつけないでしょうが、これはキテますよ。

まず面子が…すごい…
ソニー千葉を崇拝しているのは、『トゥルー・ロマンス』を観れば一目瞭然だし、
デヴィット・キャラダインだってねえ、『パルプ・フィクション』のサミュエルジャクソンが引退を決意した時、
「その後は大地を彷徨い歩くんだ、『燃えよ!カンフー』のケインみたいに」なんてセリフまで出しちゃってますし、
リューチャーフィーをまさかハリウッドの作品で観るとは…この時点で燃えないなんて嘘でしょ?

おそらく『マトリックス』を見て彼は嫉妬を覚えたのだろう、
「これはオレがやりたい事にかなり近いぞこのやろう!!!」みたいな(笑)
実際彼は『マトリックス』はお気に入りらしいが、『リローテッド』は嫌いらしい(笑)
ジェットリーとジョンウーと押井守と『ブレードランナー』を足し、『スターウォーズ』シリーズのような、
A級のサイバーパンクに仕上げたウォシャウスキー兄弟に対抗し、
タランティーノは、ブルースリー(グリーンホーネットっていうところが渋い)やジミーウォング、
『少林寺三十六房』などのショウブラザーズの香港映画、セルジオレオーネ風の西部劇、
『子連れ狼』をはじめとする日本の時代劇やアニメをミックスしたB級活劇を提示してきた。

前半、復讐に徹する主人公が小気味いい脚本だが、あいかわらずの時間軸の入れ替え。
普通に進行させたらたるい場面も出てきそうだが、この構成は見事。
映画が始まっていきなり、家の中で暴れ回るのがいいですな。
千葉真一のシーンで千葉さんがセリフをかんでるのは、わざとかえ??
そこを始めとした日本語のシーンは爆笑してしまった(笑)
あれは笑うよ、あんなの真面目に観れないでしょう?ダッシャッシャッシャ!!

しかしプロダクションIGにアニメまで製作させるなんて、タラちゃんやり過ぎでしょ(笑)まぁ、嬉しいけどさ(笑)

青葉屋での死闘は見事、栗山千明のアクションは素晴らしく、おいしすぎ。
かなり練習を積んだのだろう、かっこよすぎである。
そもそもこのシーンで『死亡遊戯』のトラックスーツ着て、日本刀で暴れ回るなんて卑怯の極みだ。
この写真を雑誌で初めて見た時、もうすでに傑作の烙印が…
ぎこちないカメラワークとウーピン師匠が振付けたと思えないダサいワイヤーアクションが、
昔の香港映画を彷彿とさせていいなあ〜、『大酔侠』とか『迎春格之風波』とかあのヘンのやつですよね。
さらに揺るぎない品格を与えちゃってる訳ですわな。

ここでのリューチャーフィーはキてるねえ!!個人的にはもっと強くあって欲しかったですけどね。
ガラスの下から撮るシーンは明らかに清純監督、おそらく画面が青くなるのもそうだろう、
ふすまを開けたら雪がふってるのも、もしかしたら『東京流れ者』あたりからの引用かもしれない

そして梶芽衣子ばりに現れるルーシー姉さん…
ここでの立ち回りはクレイジー88と真逆でキレイに日本風に決める。
ルーシー姉さんはもちろんばっさり切られるわけだが、ここで修羅の花が…にゃははははは最高!!

しかし前半を観てる感じではこの映画は完璧だ…
そしてレビューも『キル・ビル Vol.2』へ続く…

評者

カトキチ

更新日時

2005年07月27日 07時18分

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