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ドレミファ娘の血は騒ぐ/カトキチのコメント

rating33.5000

ドレミファ娘の血は騒ぐへのコメント

採点

rating4

推薦数

+2

コメント

「女子大生恥ずかしゼミナール」

レビュー

にっかつで撮られた「女子大生恥ずかしゼミナール」というピンク映画が何故かお蔵入りに…
それを再編集し、追加撮影をして劇場公開した黒沢清の秀作。
洞口依子のかわいらしさは言う事無いが、伊丹十三の演技も含め、どの様に作られたのか興味が沸く作品である。

内容は語る程のものではないのだが、なんと言ってもこの作品がすごいのはゴダールのオマージュ、
ありとあらゆるシーンにゴダールのオマージュが隠されている、
カメラ目線のキャラ達、ミュージカル、哲学を長々話す教授、いきなり脱ぎ出す女達、突然の暴力と唐突のラスト、
長回しやカット割りのいびつさも含め、ゴダールがやろうとした事を猿真似しているのだ、

カラックスやウォンカーウァイなんかはゴダールのスピリットだけもらって、独自のものに発展させていったが、
黒沢清はただ単にゴダールになりたかったのだろう、
ピンク映画でB級なのだが、全編にゴダールが根付いているため、なんとも不思議な仕上がりになっている、
恐らくピンク映画としては成り立ってなかったのでお蔵入りになったのだろうが、
後の黒沢作品と比べても、異質な作品である事は間違いない、

彼がこの作品で得たもの、それは洞口依子と長回しの使い方、
作品の完成度としては今ひとつだが、金のかかっていないこの作品の中で見事な効果を挙げている。
正直、私は好きな作品であるが、黒沢清の真骨頂ではない気がする。
ホラー映画の印象が強い黒沢清だが、彼の作家性を観るなら『アカルイミライ』をダントツでお勧めしたい。

星は★★★でもいいんだけど、洞口依子がかわいいので★0.5追加。

評者

カトキチ

更新日時

2006年06月08日 00時03分

コメントの推薦

参考になる 2006-06-08
 
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2021年12月06日 05時57
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