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リバティーン/ドンペリのコメント

rating33.0000

リバティーンへのコメント

採点

rating3

推薦数

+3

コメント

全体としてやや散漫になった感があるけれど、ジョニー様は頑張っておられました。が、もっとセクシィに弾けても良かったんでなーい?
と思われましたが・・・気のせいかしら。
登場人物との関わり合いにそれぞれ意味があり、掘り下げたくも、沢山あり過ぎてひとつひとつが浅くしか描ききれてないため
やや欲求不満が残るのです。やっぱり脚本かな〜。

ネタバレ

このレビューは物語の核心部分が明かされています。

レビュー

最初と最後に映されるロチェスターのモノローグがなかなか良い演出で、結構効くんです。
アップのジョニーデップが画面のこちら側にいる私達をジーッ(←コレ大事)と見据えて
「どうか私を好きにならないでくれ・・」といいます。 どうです?これ。彼のファンならたまらないでしょう?



17世紀。ピューリタン革命後、チャールズ2世の王制復古時代のイギリス。
享楽主義に満ちたイギリスの退廃ムードはしっかり描かれていました。
誇り高きイギリスはこんなであったのか、と当時を再現した薄暗い画面から
こちらまで咳き込みたくなうような汚れた空気と匂いが漂ってくる。
不潔な町に自堕落な人々がうごめき、あたりは霧と雨と泥道と・・・退廃の世界を目の当たりにする、
そしてそれがロンドンだったのです。
それらを強調したかったのでしょう 画面は徹底的に暗いままでしたが
内容が内容だけに特に違和感を感じなかったから不思議。




国王を卑猥な言葉で風刺した詞を書き 宮廷を追われても恩赦を受け、戻されるロチェスター伯爵は、
フランス大使歓迎式典で披露する戯曲を書くよう国王から命ぜられ、
ようやく書き上げた戯曲は これまた卑猥な表現で政府を皮肉った芝居だったため
上演中に国王を怒らせてしまい ロチェスターは姿をくらましてしまう。
その後、すでに身体に異変がおきている彼は インチキ療法で人々から金を騙し取って生活していた所に
国王が現れ「今後ロチェスターを一切無視をする」という罰を負う。
ボロボロになって妻の元に戻ってからも 酒を浴び梅毒の進行も鼻がくずれるほどに・・。
その身体をして国王のために議会で演説・・・・果たして国王の恩に報いるのでした。

感情が赴くままの生き方をとことんまで貫いたロチェスターは梅毒で見るも悲しい姿になり
死んでゆく。それは‘朽ち果てる’という言葉がぴったり合う 壮絶な33才の死。

放蕩三昧の彼の生き方の根底には 宗教(神)への抵抗があったのだと理解出来ます。
言い換えれば体制への抵抗だったとも言えるでしょう。
12歳でオックスフォード大に入学、14歳で修士号を授与された類稀な秀才であり
その間に早くも詩作を始めていたロチェスター伯爵ジョン・ウィルモットの一生を知ると
秀才と言うより天才的資質があったのではないかと思えてくる。
人の作り出した価値観や体制に身を委ねることなど 本能的に必要ないのでしょう。
自分の生き方のおつりとして 梅毒になろうが身をもって甘んじる潔さ。


・・・・・・・夜中にここまで書いてタイムアウト・・・・・・

ここからは翌日に書きましたが シツコイと思われる方は どうぞこの辺でお止め下さいまし。



二つと同じような役をしないジョニーデップ、こういう役こそやりたそうだな、と思いながら観てた。
何をやってもどんな格好をしても こなしてしまう、という彼なので、
梅毒の顔になろうが特に驚きはしませんが 今回のロチェスター役の その人物像を考察するに
もっとセクシィにはじけても良かったんじゃないかしら・・と思うのね。
酒、女(男も)、と自由奔放に生き抜いた詩人は
通常なら「ピーッ」が入るべきファッキンな性語を容赦なく使いまくりなのですが(これがあまりに頻発されると
耳慣れて気にならなくなるから不思議なの(笑))
本人の濡れ場らしきものは至って遠慮がち、むしろ なきに等しいでしたね。
それじゃこの映画の場合ダメっしょ、確か一度も脱いでなかったな〜思い切って脱がなくっちゃ(大笑)。
「口ばっかりで実践が伴ってない」っていう感じでね。どこか清潔感のあるジョニーが見え隠れし、
どうみても女まみれに見えないのよ、やっぱり優等生なのね〜、と思った次第。
何もジョニーの濡れ場を期待して観に行ったのではあーりませんことよ(笑)。SEXシーンなどなくとも
エロティックな雰囲気を漂わせることが出来ることは百も承知。今回の場合はジョニー自身がもっと飛ばないと、
酒と女(男も)三昧のハチャメチャな男というインパクトが弱かったことは否めないわけなの。
でもジョニデファンの方は 彼の素の顔とコスプレ姿にウットリ〜なのかも知れません・・・・。




真っ黒なエンドクレジットで流れる曲がかなりいいんですよ〜(HPをクリックして下さい。流れます)
何故か席を立つ気にならないんです・・・うっとり耳を傾けながら映画を反芻してました。
8割が女性客だったテアトル・タイムズ・スクエア、私の行った日は最後まで誰も立つ人なし。




*ロチェスターに、ダイコン女優だったところを育てられ 人気舞台女優としての地位を確立した後、
彼に「NO」をつきつけるという重要な役のサマンサ・モートンが 役者不足で残念でした。

*ロチェスターの妻役のロザムンド・パイクが良かったですわ。知的で美しいの。
出番は少ないけれど充分雰囲気出ていて良かったです。『プライドと偏見』の時より数倍いい。

評者

ドンペリ

更新日時

2006年05月24日 17時13分

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