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HERO -英雄-/カトキチのコメント

rating33.1613

HERO -英雄-へのコメント

採点

rating4

推薦数

+2

コメント

とどのつまり、HEROって誰の事?

レビュー

チャンイーモウ初の武侠映画にして、その美意識を爆発させた傑作。
『グリーンデスティニー』で見られなかったジェットリーがついに武侠映画に帰ってきた!という喜び、
ドニーイエンとの久々の殺陣、誰にもマネ出来ない色彩感覚、『羅生門』の手法で高まる緊張感、
CGとアナログアクションの見事な融合、ここ近年では最高の映像美と見所満載。
個人的にはチャンイーモウの中でも好きな部類に入り、武侠映画という観点から言っても天井高いくらいの作品で、
映像美だけなら、ドンペリさんの言う通り★★★★★。

香港映画界のオールスターとも言うべきキャスティングのせいで正直見る前から興奮状態(笑)
アクション映画なのに詩的な名シーンも数多く、湖の上で戦うシーンやドニーイエンとの一戦、
数えきれないほどの弓矢が飛んでくるシーンと飽いた口が塞がらないままラストへ(笑)
美しすぎるシーン達に見とれてしまい、それだけで楽しめてしまう。
特にチャンツィイーとマギーチャンが森の中で戦うシーンは武侠映画史に残る名シーンと言っても過言ではない。

『グリーンデスティニー』のアンリーもそうだが、
アクション映画を撮った事ないのに、ここまでのモノを作れる事がすごい、
武術指導が素晴しいのもあるが、監督の映像センスがやはりずば抜けているのだろう。
ワンテイクで魅せる所はしっかり見せ、CGで彩る所は一枚絵にこだわる、この感覚がやはり香港映画とは違う。
絵画とも違う感じ、監督の感覚がとにかく素晴しいのである。

個人的にドニーイエンとの一戦が最高です、劇場で見た時「今の所巻き戻させて!」と心の中で叫んでました、
『天地大乱』での伝説の一戦から10年以上の時を経て、ついにこの2人がまたスクリーンの上で戦うなんて…
『天地大乱』は越えられないけども、やはりさすがのコンビネーションでした。
大ファンなので『ライムライト』のチャップリンとキートン以上の感動でしたよ(笑)

映画の長さが短いのも潔くて良い、
黒澤フリークならではの演出も目立ったが、フォロワーになってないところもイーモウらしいと言えばらしい所。

実はhackerさんに「HEROって誰の事だか分かる?」と言われました。
私はジェットリーの事だとばかり思ってました、これは人によって違うんでしょうが、始皇帝の事なんですって。
っていうか、そもそもHEROの定義って何なんでしょうかねぇ?
革命や反乱は良い事かもしれませんが、人の命を犠牲にして成功させてもHEROと呼んでいいのでしょうか?
この映画はHEROです、HERO'S'ではないんですね、無名も秦王もHEROとしてふさわしかったんでしょうか?

そういう事で私はラストが嫌い、あのラストだったら、それまでの1時間30分は無駄になる、それ故−★(笑)

評者

カトキチ

更新日時

2006年03月09日 00時02分

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参考になる 2006-03-09
 
素晴らしい洞察 2006-03-09
 
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