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HERO -英雄-/ドンペリのコメント

rating33.1613

HERO -英雄-へのコメント

採点

rating3

推薦数

+2

コメント

ストーリーを色分け・・・・ある意味ファンタジック。
映像美は充分楽しめる映画でした・・・それが勝負の映画かと。 スクリーンで観て良かったです。

レビュー

流石中国 スケールは大きいです。


監督の‘色’に徹底して拘った様式美は 素晴しいものだと思いました。
そしてそれに意味をも持たせていたようにも思いました。
情念を表す色はやはり「赤」でしたね。

いたるところで色彩、動きが「わあ、綺麗!」とスクリーン一杯、鮮やかでした。
その後甥っ子のDVDを借りて(笑)我が家のTV画面(少しは大きいが)で観たのですが全然ダメ、
やはりスクリーンで観るべき映画です。

黄色の枯葉が舞い上がるシーン、衣装の赤(この赤がとてもいい赤を出してるの)とのコントラストも美しく、
ただ見とれるばかり。
しなやかに上から垂れた緑色の布(東洋を思わせるこれがまた綺麗なの)の揺れ落ちる様は
日本語で表現出来ない美しさ・・・ひらひら、はらはらという言葉では物足りないほどです。
ズラーッと兵が並ぶ様も戦闘を思わせるより絵としての美しさを前面に出しているし、
人が近づけないように秦王の前にズラーと立てられた蝋燭のシーンも
‘秦王の孤独と静寂の中にチラチラと火が揺れる’なんとも言えない絵で、何故かここ好きなシーンです。


確かにワイアーアクションのオンパレードで(『マトリックス』が過ぎりますが
味付け・趣が違うので ワイヤー使いも別のものとして見ることが出来、こちらの方が好きだ)
こちらは画面の中で「彼らの舞い」を見せているようで
本作は生身でのアクションを期待してはダメなのです。

映像美に拘り、その動きを流れるように美しく
あくまでも芸術的に見せたかったのだと思うんです。そうアートなんですね。
スクリーンの中での縦横無尽に動く彼らの身体の緊張感は素晴しかったですよ。
指先からつま先まで息を抜かないバレー(体操選手かな?)のようなもので
流石だと思って観てました。ダテにやってない、みたいな。
ですので私はワイアーアクションシーンの長さは気にならずむしろ充分楽しんで見ていました。


物語としては
回想シーンなど、画面が飛ぶので
多少の緊張感を持たないと 面白さは半減するかも知れませんね〜。
「無名」の語りを聞きながら対決する秦王の心の動きはこちらまで伝わり、
次第に緊迫感がましてくるあたりが見所なのでしょう。


アートとして楽しめる余裕のある人は
やはりスクリーンじゃないと、魅力半減かも〜。

映像だけなら 「星いつつ」です。
美しい映像はそれだけで‘私のHEART’が喜びますもの。


*布の色ってほんとに微妙で 赤や緑といってもどれだけ種類があるかわかりません。
そんな中で この映画の色は考えに考え抜いた美しい色が使われていたと思います。
生地を染めることから拘ったのかと思うほど・・・実際のところは解りませんが。

評者

ドンペリ

更新日時

2006年03月07日 16時45分

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