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或る殺人/hackerのコメント

rating44.5000

或る殺人へのコメント

採点

rating5

コメント

法廷ものの古典であり、オットー・プレミンジャー監督の代表作の一つでしょう。

レビュー

検事を辞めて弁護士となったビーグラー(ジェームズ・スチュワート)は、仕事がなくて、秘書にも給与を満足に払えず、魚釣りで時間をつぶす日々を送っていました。ある日、親友のパーネル(アーサー・オコンネル)の勧めで、妻ローラ(リー・レミック)をレイプした相手を射殺したマニオン中尉(ベン・ギャザラ)の弁護を引き受けます。殺人の事実は否定しようもないのですが、精神錯乱状態での殺人により無実を主張する方針で裁判に臨むことにしたビーグラーですが、検察側も切れ者ダンサー(ジョージ・C・スコット)を立ててきたのでした。

1959年の本作は、時代を反映して、パンティという言葉を公開の裁判で使うべきかどうか判事、検事、弁護士が協議する場面があったり、当時タブー視されていた精液等の言葉がスクリーン上で初めて使われた作品として知られています。

しかし、本作の最も優れた点は、白熱した法廷闘争であり、ジェームズ・スチュワートとジョージ・C・スコットの両俳優の演技であり、この二人の表情を奥行きのある構図を用いて極力1カット内でとらえようとする演出の妙です。

そして、女性がレイプされるのは煽情的な態度をとった女性にも責任がある、という論理が裁判で展開される点、被害にあった女性に対する厳しい攻撃を描写している点などは、ある意味できわめて現代的です。

この種の映画としては、異例とも思える2時間40分の上映時間ですが、裁判にいたるまでの経緯や関係者の人間描写もしっかり時間を割いて描写しており、それが裁判場面の迫力につながっているのです。

法廷ものの古典と呼ぶに値する作品です。

評者

hacker

更新日時

2017年11月26日 08時48分

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2021年10月19日 20時46
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