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飛べ!フェニックス/hackerのコメント

rating44.0000

飛べ!フェニックスへのコメント

採点

rating4

コメント

アルドリッチ得意の男のドラマ

レビュー

砂嵐に巻き込まれ、進路を大きくそれて、サハラ砂漠に不時着した輸送機ですが、着陸時に機体は破損して、もう飛ぶことはできなくなった上に、無線機まで故障して、救助を待つことしかできない状態になるのですが、やがて水が尽きてきます。ところが、乗客の中に「飛行機設計技師」の若いドイツ人ドーフマン(ハーディ・クルーガー)がいて、機体の無事な部分をつなぎ合わせて、別の飛行機を組立てれば、飛行することが可能だと主張します。ベテラン・パイロットと自負するフランク(ジェームズ・スチュワート)は、若い上にドイツ人に指図されるのに抵抗しますが、無線士のルー(リチャード・アッテンボロー)の必死のとりなしもあり、乗客皆と協力して、飛行機作りをすることになるのですが...

監督のアルドリッチはハリウッドの体制に媚びない作家として、骨太の映画ばかり作って来た人間ですが、得意だったのは男同士のドラマで、遺作の『カルフォルニア・ドールズ』はそれを逆手にとった女子プロレスの話でしたが、特に、一対一の対決を中心に据えることが多く、『ヴェラ・クルズ』『北極の帝王』が典型的です。また、閉鎖的な空間での展開も得意としていて、『北極の帝王』『合衆国最後の日』がそれに当たります。

本作も、フランクとドーフマンの対立を軸に物語が展開し、砂漠の真ん中が舞台となるわけで、アルドリッチのそういう特徴が、あまり政治色や批判色を交えないで、よく出た映画です。

そして、とにかく面白い!役者も揃っていますから、演技させることに苦労はなかったでしょうし、もちろん、最後にフェニックス号が飛ぶことは観客は分かってはいるのですが、そこまでに誰が生き残れるのかという興味もあって、これで2時間以上の映画にしてしまうのは、やはり凄いことです。

役者の中では、少し常軌を逸しているドイツ人を演じるハーディ・クルーガーと、何とか皆で頑張って窮地を脱しようと懸命の努力をするリチャード・アッテンボローの二人が、群を抜いて印象的です。

一見の価値は十分あります。

評者

hacker

更新日時

2014年03月03日 20時22分

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2021年12月07日 04時56
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