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トゥルー・クライム/ドンペリのコメント

rating44.3333

トゥルー・クライムへのコメント

採点

rating4

推薦数

+1

コメント

社会派の作品として真面目な内容なのだけれど、やたらとガッチガチにしていないところがクリントらしいのではないかしら。

ネタバレ

このレビューは物語の核心部分が明かされています。

レビュー

冤罪でいよいよ死刑執行になる人の その時が刻々と迫る最後の一日を丁寧に描くことで
死刑について考える糸口を提供している。
「ガッチガチの映像にして社会派の映画だぞ」って上から語ることはせず、
気が付いたら考えさせられちゃってる・・・これがクリントの巧いところだと思うのです。
なので下に書く「あれ?」と思う部分が騙された様に溶けていってしまうようなのね・・・。


冤罪の黒人があと数時間で死刑執行になるという時に
妻と子供とわずかな時間を刑務所の部屋で過ごし、
子供だけ先にその部屋から手を引かれて出されます。
子供の姿が見えなくなった途端、それまで堪えていたものがこみあげる父親の姿はたまりません。
黒人の可愛い女の子を使うのもズルイな〜。それだけで哀しさが倍になる・・・でしょ?


クリントが真相を付きとめて 彼の死刑執行をいかに食い止めるかを
時計を映しながら 迫り来る時間と共に引っ張って引っ張っていくのですが
引っ張っている割りには あっけない運びの部分があり、「あれ?」と固まりそうになる。
・本件を担当していた女性記者が交通事故で簡単に亡くなり(これは事件がらみではなく)
クリントが担当を引き継ぐわけだが、亡くなった女性記者の家に忍び込んで
ヒントになるものを探し出そうとすると、そこに彼女の父親がいて、
いとも簡単に真犯人の手がかりになるメモが出てきちゃう。このメモの出るスピードったらない(笑)。
・ラスト近くになって犯人の祖母がいとも簡単に「孫がやったと判った」などと言い(「あれ?」です)
執行までの僅かな時間に クリントとそのオバアサンが知事のところに車でぶっ飛ばすのには
観ていてちょっと無理を感じますが、一方で着々と進められる死刑執行準備の様子が映されることで
クライマックスとしての緊迫感はなんとか保たれていましたが・・・。
ところが以上のような「あれ?」部分はたいしたこっちゃない、と思えてくるんです。
クリントにしたらそれらは‘接続詞’のような扱いで
たいしたことではないんですね。
「クリントが一番感じて欲しいこと」が伝わってくるからでしょうね。



《「あれ?」ついでに、本作を観るたびに気になってしょうがないこと》
本作のクリントは、女性にもて、浮気症の中年新聞記者役を頑張っていますが
(それも同僚の奥さんと浮気してベッドインのシーンあり)ちょっとイメージに無理があるんですよ〜。
それに少々お年を召し過ぎのような気がしてなりませぬ。この時69歳でね、ちょっとキツイですよ〜。
さらに 劇中のあの可愛い娘(幼稚園前の年齢か)は奥さんの連れ子ではなく、我が子の設定なので
これには大いに無理が・・・お孫さんみたいよ〜、ほんと。動物園に連れていく場面なんて どうみても
オジイチャマと孫です。心を鬼にして「かなりの年寄りっ子なのね」と自分に言い聞かせなくては、
見ていられませんことよ(笑)・・・
でもこれにより星の数が減るということでもありませんが、まあ気になります。

評者

ドンペリ

更新日時

2007年02月01日 00時53分

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2021年12月07日 22時04
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