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放浪記/おくらほまのコメント

rating33.7500

放浪記へのコメント

採点

rating4

推薦数

+1

コメント

本当はきれいなのに、自分をあんなに不細工に見せてしまう高峰秀子はすごい。ものすごい顔して歌を歌っていたし。投げやりな話し方もやはり良し。彼女の演技に★1つプラス。

レビュー

作家仲間の白坂(伊藤雄之助)の「あの人(ふみ子)の書くものは、わざとゴミ溜めの中身をぶちまけて、汚いものをさらけ出してるような小説で、読んでると嫌な気持ちになる」というような内容の台詞がある。親の金だけで食っていける極楽トンボの白坂(とその仲間)と、常に底辺を彷徨っているふみ子との決定的な断絶を表した台詞。

でも、自分はこの台詞を吐く白坂の気持ちに少しだけ共感してしまった。「ゴミ溜め」とまでは言わないが、この映画のふみ子は自分から悪い方に転がっている感じがしたから。マゾなのか、小説のネタのためなのか、二つ道があって誰もがこっちの方が幸せになれると思う方をあえて選ばず、誘蛾灯に寄ってくる蛾のように、不幸な方に吸い寄せられる人。そしてその不幸を半ば楽しんでいるような節もある。自分にはその気持ちがよく理解できなかった。
でもふみ子の生き方に共感はできなくても、凄みは感じる。文学へのすさまじい執念。小説のためなら自分から不幸になる、そういう人の話だ、と思って観れば面白い。

更新日時

2005年10月09日 13時32分

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