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サマータイムマシン・ブルース/えねぴっこのコメント

rating44.0000

サマータイムマシン・ブルースへのコメント

採点

rating3

推薦数

+3

コメント

「SFがなんの略かも、知らないし!」

ネタバレ

このレビューは物語の核心部分が明かされています。

レビュー

突如現れたタイムマシン。それによって引き起こされる大事件…なんですが、あっぱれなのはSF研。タイムパラドックスによって全てが消え去るかもしれないという事態においても、全く動じることがありません。普通こういった映画では、お互いが協力して…とか、時には自己犠牲を払って…とか、そういった日常を越えたドラマが起こってしかるべきなのですが、

ありません!

99年前にリモコンを紛失したあの瞬間、これは誰かが文字通り泥を被るのだろう、と思いきやあの展開。実にさらりとしています。自然体のSF研で全てを乗り越えていきます。彼らは今までもずっとこうであったろうし、明日もこうなんだろう、と思わされます。
唯一意識の改革が見られたのは主人公の彼のみでしょう。

ひとつのリモコンをめぐって繰り広げてきた冒険が、実は全部出来レースだったのではないか?全てはあらかじめ定められた歴史の筋書きをなぞっているだけに過ぎないのではないか?という考証。それを受け入れたとき、主人公は好きな女の子と一緒になるため、自ら歴史のピースになることを選びます。「俺のことを好きにさせて、タムラなんかにゃ渡さないぜ!」とは思いもしない。そういえば、最後に主人公だけは「もうあれ(SF研のみんなの馬鹿騒ぎ)にはついていけない」とも言っていた。これはつまり、一人の少年が現実を知ることによってそれに落ち着いていく、青春時代の終わりを描いているのかもしれないなあ、なんて思ったりしました。みんながここを通り、そしていなくなっていく。ハリキリスタジアムのような、自分のかけらを残して。



男は考えなく無邪気、女は距離感が読めない(写真から)。そんな文科系サークルにとっては、色恋沙汰こそタイムマシン以上の問題であり、本当のピンチだったりするんですよね。全員恋愛に経験も免疫もなさそうな連中の中で、主人公とあの女の子が付き合いだしたときこそ、SF研の本当の試練が始まるような気がします。

画面の端々に色んな小道具をちりばめて、繰り返し観たときの新しい発見があるように作ってあります。俺は徹夜明けのぼんやりしたとこに観てしまいかなり見逃してる部分が多いと思うので、いつかまた確認したいです。意味ありげにカメラに入ってくるお坊さんとか、きっとなんか含みがあるんですよね?

更新日時

2006年10月07日 22時19分

コメントの推薦

素晴らしい洞察 2006-10-09
 
参考になる 2006-10-09
 
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2021年12月06日 19時52
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