みんなで作る映画データベース
  1. トップ
  2. 映画一覧
  3. ドラマ
  4. 生き方・哲学・宗教
  5. 武士道残酷物語
  6. おくらほまのコメント

武士道残酷物語/おくらほまのコメント

rating44.0000

武士道残酷物語へのコメント

採点

rating4

推薦数

+3

コメント

七代に渡っていたぶられ続ける錦之助。

レビュー

戦国時代や江戸時代はおろか、近代に入っても、戦時中も、果ては現代に至るまで、日本人ってのは上の言うことならどんなに理不尽なことでも従い続けてしまうものなのか…。

と、観終わってから悶々と考え込まなければいけない重厚な社会派映画なのでしょうが、実は大変不謹慎ながら楽しかったところもあったりしました。


この映画では、錦ちゃんは一人で七代、つまり七役を演じ分けるという『博士の異常な愛情』のピーター・セラーズも真っ青な偉業を成し遂げているのですが、中でも、30代の彼が初々しい少年に化けた章は衝撃的です。この前後の章では威厳ありまくりの老武士を、凄まじい気迫で演じているだけに、ギャップの激しさはひとしお。

しかも。

この少年・錦之助が、男色の殿様・森雅之に手篭めにされる!この画はなかなか強烈です。
「おやめくださりませ!!」と裏声で懇願する錦之助に哀れをもよおすと同時に、でもこんな子なら、苛めたくなる森雅之の気持ちもわからんでもないなあ、と思ってしまったりして(爆)。でもこの子を演じてるのは三十路もすぎたおっさんなんだよね、と我に返ったりして(爆爆)。

他にも、特攻隊員や明治の車夫など、いろいろ化けますが、髷姿でない、現代のサラリーマン錦之助が見られたのは新鮮でした。


それから各代で、錦之助の上役となって苛め抜く、悪役のお歴々の顔ぶれもそうそうたるもの。前述の嫉妬深い男色殿様・森雅之はじめ、鬼畜としか言いようのない江原真二郎、見るからに悪そうな東野英治郎、ギトギトと蛇のように陰険な西村晃、頭のイカれたエロじじい加藤嘉、と、さながら「悪役大百科」とでも言いましょうか、多種多様な悪が咲き乱れておりました。特に加藤嘉の気持ち悪さはただ事ではなく、あるシーンで唐突にアップになるところがあるのですが、その時の顔の不気味さたるや、観てて本当にビクッとしてしまいました。下手なホラーよりこわい!


と、非常に真面目な映画なのに、不謹慎極まりない阿呆な感想を並べ立ててしまいました。すいません…

更新日時

2008年07月13日 17時15分

コメントの推薦

参考になる 錦ちゃんが「おやめくださりませ!」と言う映画があったなんて、知りませんでしたわ・笑。 それにこの悪役の顔ぶれ、想像しただけでも見ごたえがありそう〜(笑)。本作、見てみたい! 2008-07-20
 
読んで楽しい 2008-07-13
 
読んで楽しい 2008-07-13
 
2021年12月05日 14時37
2021年12月05日 14時37
©ずばぴたテック