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ダニー・ザ・ドッグ/ドンペリのコメント

rating33.5556

ダニー・ザ・ドッグへのコメント

採点

rating3

推薦数

+1

コメント

なんだか中途半端な気がして雑な作りだな〜という印象。 脚本に、ちょっと冷めてしまいました。

ネタバレ

このレビューは物語の核心部分が明かされています。

レビュー

ジェット・リーのアクションはやや欲求不満ながら良かったんですけどね、
年齢的に多少キツイかな〜と思われる点も 持ち前の童顔と可愛らしい子犬のような瞳で
「何とか・・」クリア出来ていましたかしらね。
ただ! ジェットリーがアクション中心でなく 役者としての演技で勝負したい
という思いはありありと伺え、それは悪くないのですが、
彼を「首輪をつけられ犬のように育ち あどけない目とオドオドした雰囲気の人間にさせた」ことに
どうも無理があり 私としてはピンとこなくて困りました。なんか中途半端なのです。

今回のモーガン・フリーマンは好きです。盲目役は‘いまひとつ’でしたけど
なんとも味のある声と温かみの感じられる話し方で
盲目のサムという人物像をきっちり表現してくれました。かなりいいです。




主人の命令に従って相手が死ぬまで戦うように屈強な闘犬として育てられたダニーが
サムとの出逢いをきっかけに 自分の生い立ち(母親のことも)を知りたいと思うようになり、
サム親子と暮らすうちに 次第に人間性を培い 人間として何が大切かを知る、ということですね。
自分の意志なく、主人に「戦え!」と言われた相手だけに戦いを挑むように教育されたダニーが
最後は「大事な人のために自分の意思で戦う」という、人間らしくなれたというところが
この映画の見せ所だと思うのですが
それにはダニーが闘犬として育てられた過程をうまく見せてくれていたら
映画的感動はもっとひとしおなのにな〜と残念なのね。

さらに
ダニーと母親との関連性や それに付随する音楽と彼の関連性の描き方もいまひとつ。
実はそこに重点を置いてくれないと 拾われてから教育もなく‘闘犬だった’彼が
唯一PIANOに興味を示すというこの物語の核となる部分のインパクトが弱く
うまく浮かび上がらないのです。
したがってラストで彼女のPIANO演奏を聴いて彼の頬に一筋の涙が伝うのも、
せっかくジェットリーらしからぬ演技をしているのに盛り上がりに欠けるのでした・・・本来だったら
ここはもらい泣きするところなハズなのに、

つまり この物語を考えるともっと繊細さが欲しいのに
大事な部分がそれぞれ大雑把な繋ぎなので、
全体の流れから訴えかけてくれるものがないんです。
ぶつ切りに見れば モーガン・フリーマンもその娘も彼を闘犬として育てたバートも
皆それぞれにいい演技をしているのに、なわけです。

雑ぶりとしては サムの娘が(PIANO)モーツァルトのソナタを弾くシーンで
手だけがアップなんだから せめて弾ける人にきちんと弾かせたらいいのに・・・。
速い動きなら(あまり解りゃしないので)許せるとして、
第一楽章をかなりスローで弾いているのでね
合ってないと(私の様にPIANOが解る人が相手でなくとも)作品の質が落ちます。
だってこの物語はPIANOが重要なファクターなんでしょう?

もちろん音楽映画でないことも承知した上で、ですけど、
それにしても細部への拘りこそ その映画への思い入れの強さと思って止まない私としては
監督の‘いいかげんさ’が露呈している映画だな〜と思ってしまいました。

思うに
「ジェットリーのアクションに ちょっとWETな物語を絡ませてみちゃおっかな〜」って作ったのでしょうかね。
『ニキータ』と『レオン』をドッキングさせたような気がする。
もっと丁寧に作ったら もっと感動を呼ぶ作品になっていただろうにィ〜と
残念な気持ちを込めて 文句タラタラになってしまいましたことをお許しください。



*彼が知りたいと強く願った母親についてもせっかく説明が入ったのに
結局どういういきさつだったわけ?という疑問さえ湧きました・・・
ダニーはあれでちゃんと理解したのかしら?


最後に、私は、ジェット・リー、結構好きです。
で、本作は、脚本の問題じゃないかしらね〜、残念!
星は『2寄りの3』なんです。

評者

ドンペリ

更新日時

2006年04月18日 02時11分

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2021年12月06日 10時25
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