+1
今となっては懐かしさの方が先に来る様になってしまいましたが。
しかしながらも単純ではありながら力強いメッセージ性を持ち、それでありながらファンタジー性に溢れた秀逸な作品だと思います。
勿論現在のアニメーションの先端技術から見れば、その点からはもう随分と古くなってしまった感は多々あるでしょう。ただ、そうであったとしても、飽きさせない工夫を凝らしよく考えられた物語性、椋尾篁(もう亡くなっているとは…)の幻想的な美術、そして青木望の甘く切ない音楽が一体となって日本アニメーションの一大エポックを築いたことはいささかも減じていないと思います。
少し、大げさに言えばあくまでも子供のためのみであったアニメから大人でも十分鑑賞に堪えうるアニメへの転換点になった作品といえるかもしれません。
その意味で★5をつけます。
それにしてもあの夏、チケット握り締め長蛇の列に並んで観たことが本当に懐かしいなあ。
2005年10月13日 18時22分
素晴らしい洞察 |
2005-12-24 |