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モーターサイクル・ダイアリーズ/ドンペリのコメント

rating44.1429

モーターサイクル・ダイアリーズへのコメント

採点

rating5

推薦数

+1

コメント

ポンコツバイクに乗ってゲバラとアルベルトがひた走る南米の大自然の景色は美しく こちらも一緒に旅が出来るのです。
南米の風景や風俗も楽しめて、決して押し付けがましくなく、色々考えさせてくれる素晴しい映画でした。

ネタバレ

このレビューは物語の核心部分が明かされています。

レビュー

この旅を通して
ゲバラの心の奥底で眠っていた正義感のようなものが少しづつ刺激され
そしてそれは旅が終るにつれ少しづつ形になってきたのです。


アルゼンチン・ブエノスアイレスをスタートし西に山越えをしてチリに入り、
北上してペール、コロンビア、最後はベネズエラから帰路につく。
劇場で観てから後、最近DVDを借り、地図を片手に再度見たほど
一度に南米の素晴しい景色を堪能出来るのです。
中でもアルゼンチンとチリの国境のフリアス湖の美しさと静けさは素晴しい!
死ぬまでに行ってみたいところがまた一つ増えてしまったほど。

この旅でゲバラは
権力に不当に家を追われ放浪している農民に出会ったり、
ハンセン病を研究している博士に出会うことが出来、
ハンセン病患者の療養所を訪れ
ハンセン病患者の事実を衝撃的に受け止めたり、
ラテンアメリカの現実を自身の目で見ることで
世界的に有名な革命家ゲバラが形成されていく‘きっかけのヒトツ’
になったことは言うまでもないでしょう。

がしかし本作品では
ゲバラが純粋で真面目で心の優しい人であったことを描ききっています。
独裁政権に反して革命家となったゲバラの核となったのは
これ(生来の性格)だったのかと理解することが出来ます。
何故なら本物の純粋性と大きな優しさは「大きな強さ」と表裏一体であり
ゲバラはそれを持ち合わせていたのでした。
一緒に旅をした相棒アルベルトが「君の欠点はバカ正直なところだ」と
ゲバラに言うひとことですべてを物語っています。

一方、アルベルトは要領のいい男でゲバラとは正反対ですが、
でもそれがごく一般的な人間の姿かも知れません。
アルベルトはこの旅のお陰で働き口も得るのです。
一方ゲバラはこの旅で自分の中で静かに起こる魂の叫びに耳を傾け
明らかに何かが変わりつつある自分に気づき、
「その答えを探したい」と、アルベルトと最後ベネズエラで別れるのです。


★ハンセン病患者が隔離されているアマゾンのサンパブロ療養所
の場面は胸がしめつけられる思いです。感動です。

★最後には、出逢った南米の人々がモノクロ写真のように映ります。
(皆写真のようにジッとしているのですが それが出来ずに体がゆらゆらと
揺れてしまっている人もいて、なんだかジーンときちゃいます)
それは多民族の南米の姿であり
そこに監督のメッセージが込められているようにも思います。
いかなる民族も愛すべきものだと・・・。



ラストシーン、
ゲバラ亡き後、ゲバラとの約束を果たし、キューバに診療所を建て、
今も家族でそこに暮らす年老いたアルベルトのアップで終ります・・・。
これは結構感動した!!

評者

ドンペリ

更新日時

2006年06月09日 16時40分

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