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カンバセーション…盗聴…/hacker2のコメント

rating44.0000

カンバセーション…盗聴…へのコメント

採点

rating4

コメント

ジーン・ハックマンのたたずまいが素晴らしい!

レビュー

コッポラが『ゴッドファーザー』(1972年)の成功の後で、製作も兼ねて監督した映画です。それだけに、撮りたいものを撮った感満喫で、個人的には気に入っていた映画でした。

まず、冒頭のタイトルバック、人が大勢行き来する広場を上空からとらえ、ゆっくりとズームアップしていって、盗聴のプロフェッショナルである主人公ハリー(ジーン・ハックマン)と、彼が会話の盗聴を依頼されたカップルの姿に焦点が当たっていく長廻しが素晴らしいです。

物語とすると、この冒頭のシーンで盗聴した会話の内容に、殺人を示唆するものが含まれていたことに気づいた主人公が、真相を探ろうとするものですが、鑑賞後一番印象に残るのは、かって自分が盗聴した内容が原因で、3人の女子供が殺される経験をし、自分の仕事にはプライドが持ち続けるものの、人間不信に陥った主人公の孤独の姿です。彼を演じるジーン・ハックマンは『フレンチ・コネクション』(1971年)『ポセイドン・アドベンチャー』(1972年)『スケアクロウ』(1973年)と立て続けに、様々な役を演じていた絶頂期の作品でもありますが、そのたたずまいだけで孤独感がにじみ出る雰囲気は見事としか言いようがありません。

殊に、ラスト・シーンの、自分が盗聴されているのではないかという恐怖から、自室の内装や壁や床を全部ひっぺがした後の荒れ果てた部屋で一人サックスを吹く主人公の姿は、忘れられるものではありません。それと、詳しくは触れませんが、有名なトイレのシーンも忘れられませんね。

『ゴッドファーザー』や『地獄の黙示録』のような大作ではありませんが、ある意味で、本当のコッポラらしさがよく出た映画だと思います。

評者

hacker2

更新日時

2020年09月26日 10時58分

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2020年11月24日 12時44
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