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ありとあらゆる設定や映像、小道具の一つまでツボに入りまくり。
不思議世界を当たり前の様に淡々と演出する監督のセンスの良さ、
セリフの一つ一つまで練りに練られた脚本にキャラクターの設定、役者の使い方までツボに入りまくりで、
劇場で一人でにやにやしながら観た映画の一つ。
スパイクジョーンズとチャーリーカウフマンはまさにベストコンビだ!と叫びたくなる傑作。
シュールな世界観がホントにツボ。
主人公たちの風貌から、住んでる所にいたるまで完璧だ。
短めのジーンズから意味も無く靴下が見えてる所までホントにツボでねえ、観てるだけで満足ですよ。
さらに会社の造形、人形使いという職業、マルコヴィッチに繋がる穴(なんでマルコヴィッチなんだ?)
というか、まともなもんが一つも出てこないですよねこの映画(笑)
私はWEEZERというバンドが大好きなんですが、
彼らの代表曲である「Buddy Holly」のプロモが大好きで、何回も観てるんです。
このプロモをスパイクジョーンズが手がけてるというのをこの映画を観た後で知りました。
彼はホントにいいセンスしてますねえ〜、やっぱり好きなんだなこの人のセンス。
後半失速するっていう意見もありますが、私は哲学的な部分にまで及んでる気がして好きですね。
完成度は高くはないと思うんですが、なかなかおもしろい映画です。
チャーリーカウフマンはこの脚本を越える事が出来るんだろうか?
それくらい設定やセリフ回しが面白くてねえ、『アダプテーション』もかなりぶっ飛んだ世界観でしたけども。
ここまで書いておきながら言うのもなんですが、あんまり情報を入れずに観て欲しいですね(笑)
2005年11月22日 08時41分
読んで楽しい |
2005-11-23 |