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ワーロック/hackerのコメント

rating44.0000

ワーロックへのコメント

採点

rating4

推薦数

+1

コメント

50年代に、西部劇は、単純な勧善懲悪の対決の図式を抜け出し、徐々に変わっていったわけですが、ロバート・アルドリッチ監督の『ヴェラ・クルス』と並んで、この作品は、映画としての面白さだけでなく、そういう意味でも重要な作品です。

ネタバレ

このレビューは物語の核心部分が明かされています。

レビュー

中心人物は、雇われ保安官のクレイ(ヘンリー・フォンダ)とその友人ギャンブラーのトム(アンソニ−・クイン)で、明らかに『荒野の決闘』で有名なワイアット・アープとドク・ホリディがモデルです。二人は、ワーロックという町を牛耳る無法者集団を追い立てるために雇われ、実際に町からは追い立てるのですが、町から離れた場所で、彼らが動き回るのは許すのです。それは、自らの存在価値をなくさないためで、その間、トムは賭博場を開き、町民から金を巻き上げます。町民からそのことを非難されても、クレイは「保安官の給料じゃ、弾代もでない」と言って、相手にしません。要するに、自らが町を牛耳るために、この仕事を引き受けたのです。そうして、町を牛耳るための土台ができた頃、無法者集団のボスを射殺するのです。

ただ、やはり当時のアメリカ映画なので、最後は女性が絡んだ問題で、クレイはトムを射殺し、無法者集団から足を洗ったジョニー(リチャード・ウィドマーク)が、「町の代表」として挑んできたのを、軽くあしらった後で、自ら去っていくという、いささか甘い結末になっています。

監督のエドワード・ドミトリクは、この作品以前には『十字砲火』のような社会派の監督として知られていましたが、赤狩りのおかげで、一時ハリウッドから追われて、後に転向して、ハリウッドに復帰してからの第一作が、この映画です。ですから、このストーリー展開には、どこか自虐的な要素も感じられるのですが、西部劇の伝統であり、かつ最も映画的な見せ場である、決闘シーンをふんだんに織り込みつつ、「リアル」な保安官像を描いた最初の作品として、後世に残る映画です。

評者

hacker

更新日時

2006年11月18日 20時06分

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