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エクソシスト/hackerのコメント

rating44.0000

エクソシストへのコメント

採点

rating4

推薦数

+1

コメント

悪魔が登場するホラーをメジャーな存在にした、と言う意味では、記念すべき作品でしょう。

ネタバレ

このレビューは物語の核心部分が明かされています。

レビュー

悪魔憑きを主題にした最初の映画となると、ポーランド映画『尼僧ヨアンナ』(1961年)でしょうが、その作品は、悪魔にとり憑かれた尼僧と、エクソシストである僧侶との愛の物語でした。それに対して、この作品は悪魔との格闘劇であって、善と悪の闘いという、古びたテーマを、絶対悪を登場させることによって、蘇生させたとも言えるでしょう。

もっとも、初見の時は、色々な描写に結構驚いたり、新鮮でもあったのですが、悪魔に憑かれた少女をめぐる描写は、後日知ったのですが、実は古典的なものだったのですね。

でっち上げの悪魔憑きの実話を取りあげたケン・ラッセル監督『肉体の悪魔』の原作、オルダス・ハクスリー著『ルーダンの悪魔』、膨大な資料をひも解いて書き上げた(実際10年かかったそうです)と思われるこの本を読んでみると、次のような文章があります。

「ほんもの憑きものとインチキあるいは病気の症状とはどうやって区別できるのだろう?教会側は四つのテストを想定しているーことばテスト、超自然の体力テスト、空中浮揚テスト、そして透視と予知のテストである。もし、時に応じて、正常時にはまったく未知だったことばが理解できる(さらにしゃべれればそれにこしたことはないが)、まずそういう場合、また空中浮揚の奇跡をみせるとか、説明できないような体力を発揮するとか、そしてまた未来を正確に予知するとか、遠方で起こりつつある出来事を口述するとかした場合、その人は悪魔憑きとみなされる(中略)こういったものが、悪魔憑きの公認の、しかも時間をかけてつちかわれた基準である」(人文書院刊)

この映画の少女は、これらのテストを全てパスしています。一見唐突な空中浮揚も、それなりに意味があったのですね。映画特有のオリジナルというと、後にアラレちゃんが「エクソシストごっこ」と言って真似をする、首の一回転ぐらいでしょうか。

しかし、こうは書いても、登場時のインパクトが消えてなくなる訳ではありません。それと、何であれ、パイオニアやオリジナルには敬意を表することにしていますので、この採点とします。

評者

hacker

更新日時

2008年11月24日 14時27分

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